聖書読書記録(41週目287日目)

2023年10月15日~10月21日
  使徒言行録1−1〜20−38
  巻末地図「パウロの宣教旅行」1、2、3
  も見比べながら。

内容:
  「ルカによる福音書」を書いたルカさんが、
  「使徒言行録」も書いたそうです。
  所々でいきなり「わたしたち」が主語になるから、
  「わたし」は「誰やねん」って思ってたけど。

  イスカリオテのユダの死因が自殺じゃなくなった。
  一人分空いた12使徒にマティアが選出される。
  (だったら「12使徒」を検索した時に、
   常に彼の名前が出されていたって良いのに。)
  (あとヤコブも迫害で殺されてしまう。)

  キリスト教徒最初の殉教とされるステパノの石打刑。
  あちこちの絵画で石を持って描かれてる人。
  頭に石乗せた姿に描かれる事もあってその表現は如何か。

  サウロの改心と「目から鱗」。
  アンティオキアで初めて「キリスト教徒」と呼ばれる。
  ヘロデ王はウジに食い荒らされて死ぬってえぐいな。

  宣教旅行中には色々と誤解があって、
  バルナバさんが「ゼウス」と、
  サウロさんが「ヘルメス」と呼ばれたり、
  アルテミスの神殿の銀細工作ってる人たちから、
  「俺たちの仕事に稼ぎ奪う気か」って怒られたり。

  アポロさんって人が何か微妙な存在感で登場。
  でも特に今のところ目覚ましい活躍が無いな。
  


ざっくり感想(実にざっくり):
  風の噂には聞こえていたよ。
  キリスト教を現在のキリスト教たらしめたのは、
  イエスキリスト本人というより12使徒であり、

  12使徒にも増してサウロ(パウロ)だと。

  「使徒言行録」の記述は八割方、
  パウロの動向中心。
  ルカは必ずしもパウロと、
  行動を共にしていなかった様子だけど?

  と言うよりイエスが復活した後、
  実は40日間12使徒の前に現れ続けて、
  一緒に食事もしているとか、

  イエスが「神の右」に上げられた後、
  12使徒の頭上に炎のような舌が現れ、
  あらゆる国々の言葉で福音を語り出したって、
  そりゃ奇跡だし半端ねぇな。

  外国語でしゃべり出す彼らを嘲る者がいて、
  ペトロが大説教。
  そんで「イエスの名によって」病気を癒したり、
  洗礼授けると受けた人たちにも聖霊が来たりする。

  サウロは最初キリスト教徒たちを、
  迫害どころか皆殺しにする気でいたんだけど、
  ダマスコでいきなりイエスに話しかけられて、

  三日間目が見えなくなったけど、
  主の声を聞いてやってきたアナニアに癒されて、
  目から鱗が落ちたら見えるようになった。

  それからしばらくしてパウロを名乗り出したら、
  誰よりも熱心に各地に渡り歩いて宣教しやがる。
  そりゃ迫害も受けるんだけど、
  基本的に地図と見比べながらの旅行記で楽しい。

  サモトラケとかアテネとかロドス島とか、
  もともとギリシャ神話系が好きな私は尚更楽しい。

  一つの場所だけにとどまっていると、
  空気も澱むし気持ち暗くなるよねって、
  外に出ていくのって大変だけど楽しいよねって、
  おそらく人類が普遍的に持つ感覚の一つだな。

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