11.MRI造影検査とCT造影検査

5月17日。
前回、言われた通り、朝ごはんは抜いて、11時には放射線科の受付を済ませる。

4月30日に予約を取った時は、長いなぁと思っていた次の病院の日は、子どもの世話に、義父の世話にと忙しくしていたら、あっという間に来てしまった。
(と、思っているのは私だけのようで、主人も、私の姉も、ヤキモキして17日を過ごした様だ)

受付で問診票を記入して、放射線科の廊下の椅子で待っている。
月曜日のせいもあるのか、結構人が多かった。CT室のドアが開いて、私の名前が呼ばれる。
「ちょうど空いたんで、先にCT撮っちゃいましょう!」
立ち上がって、技師の方に続く。
「これに着替えてください」と、検査着を渡され、更衣室で着替える。
造影剤を注射をされ、
「体が熱くなる感じがするかも知れません」と言われたので、
「熱い…俺の…俺の体が…俺の右手がぁっ!!!」みたいな厨二病現象が起きるのかと期待したが、特に右手が覚醒することもなく、熱くもならず、装置の指示に従って息を吐いたり吸ったり止めたり楽にしている間に終わってしまった。
ちなみに注射は左手だった。

「コレ、次のMRIでも造影剤使うんで針刺しっぱなしにしときますね!」と言われる。
そして、長いチューブの先に、大きい注射器が繋がれた状態で、
「このままMRI行きましょう!」と、更衣室から荷物を取り出してMRI室へ移動することになった。
看護師さんが、私の服と荷物を持って、私に繋がった注射器も持って…大変そうなので「荷物自分で持ちます!」と言ったら、「じゃあコレ持ってください!」と、私に繋がっている注射器を2本、チューブをぐるぐるっと巻いて渡された。
看護師さんが荷物を更衣室に入れてくれて、その鍵を渡される。
私は大きめの注射器を2本持って、椅子で待つ事に。
通り過ぎる人に、この人何で注射器持ってんのって目で見られつつ、少し待つと、MRI室に呼ばれる。

注射器を無事渡して、説明を受ける。
台の上に、『いかにも』な形のアタッチメントが置かれている。
「見てそのまんまなんですけど」「ココにうつ伏せで顔置いて、ココにおっぱい入れてください」
台の上に四つん這いになり、乳房の位置に注意しながら、二つの穴に収める。
そして、顔を伏せて寝転ぶと、
「うるさいんで、耳当てしときますね!」
と、耳当てをされ、検査が始まる。
まずは造影剤なしで、次に造影剤有りで。

ガガガガガ、ゴンゴンゴンゴンという工事現場の様な音の中、私今磁場の中に居るんだなーと考えつつ、時が経つのを待った。
後で調べると、どうやら装置にコイルが巻いてあって、電流を流すと、磁場と磁力が発生して、その磁場の力で人間の体の水分の情報を読み取るのだそう。
なるほど、フレミングの左手の法則ということか。
で、どうしても磁力が発生しちゃって、その磁力が装置のコイルを振動させてしまうから、大きな音がするのだそうだ。
へぇーーー!
理科で習った事を、自分の体で体感すると、改めてこれ開発した人すごいなと思った。

【フレミングの左手の法則】
あー、遥か昔に習った!懐かしい!

思わぬ早く検査が終わってしまい、どうすれば良いのかなと思っていると、「外科受付に行ってください」と言われる。
この時、12時10分。
ここで、説明を一緒に聞くために、途中から来ていた主人と合流する。

長いので、続き→ 12.先生の説明 へ

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