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21.入院前、最後の通院

6月14日は病院だった。
医療ソーシャルワーカーさんとのお話。
「今は、生活面や金銭面、精神面などを、手術前から色々サポートしますよ!」
との事。
悩みや問題が有れば、その方面の専門に連絡を取って解決してくれる。

とりあえず、体調はどうか、気分はどうか、沈んでないか、心配事はないか…
色々聞かれる。
体調は特に変わりなく、気分も沈むこともない。
ただ、「0」って書いたら『何の悩みのもないアホな子だ』と思われるかなと、10段階の「1」にしてみた。もうそこが既にアホなんだけども。
なーーーんにも心配がないわけではない。
ただ、それで沈んだり、落ち込んだり、悩んだりはしてないので1くらい。
「今はご家族の心配ばかりで、気が張ってるけど、後からどっと来ちゃうかな。大丈夫かな」
と心配してくれた。
「多分、心配しているうちに、入院になってしまう気がします…」
「うふふ、私もそんな感じがします!」
と笑顔で答えられた。

それから、家族構成、キーパーソン、緊急連絡先など細かいことを確認していく。

その後、全身麻酔をするので口腔ケアについてお話があり、歯科衛生士さんがやって来て口の中をチェックしてくれた。とりあえず合格。
手術までに、歯医者さんで一度クリーニングしてもらってきてくださいね、と歯医者さんに渡すお手紙を書いてもらう。
そして歯だけではなく、舌も綺麗にすると良いですよ、とアドバイスをもらった。
(舌ブラシ買ってみようー)

次は、病院管理栄養士さんとのお話。
今度は管理栄養士さんが現れて、アレルギーについてお話。
私は鯖の食物アレルギーがあるので、問診にそう書いていた。
「鯖そのものはご飯に出さないようにします」
「そして、鯖以外に、鰆とか鰯とかもあるんですけど、コレらって青魚って似てるんで、よく間違えられて問い合わせがあるんですよ、『コレ鯖じゃないの?』って。なので、青魚はひとグループとして、
アレルギーの方にはもう出さないことにしています」
ええー、鰆とか好きなのに…と思っていると、
「代わりに白身魚で出しますんで、そっちは思いっきり食べてくださいね!」
と、とびきりの笑顔で言われた。はーい!


それから、入院時の注意事項を、改めて説明を受ける。
靴は、スリッパやクロックスはだめ。転ぶから。
マスクは、布製やウレタン製ではなく、不織布のものを持ってくること。やはり効果が違うらしい。
あと、ハサミはだめ。爪切りも直前に切って来て下さいとの事。
(ええええー?)
どうやら、術後混乱してせん妄になる方が、管を切ってしまう事があるらしい……。
(ひええ)
だから、ハサミはおろか、爪切りも、果物ナイフも禁止します、という事らしかった。
便利グッズとして持っていく気満々だったのに。
でもうっかり誰かを傷つけたり迷惑かけたりする方が怖い。仕方ない、置いていこう…。


他にも手術当日は、主人は万が一に備え休みを取ってスタンバイしておく事、終わったら病院から連絡がある事など説明を受けた。
手術は約4時間、麻酔とか色々考えたら5時間くらいだそう。
主人にとっては長い長い5時間だろうな。
私にとっては寝ている間の出来事なんだけども。
なんだか申し訳ない。


次は、麻酔科の診察という事で、場所を少し移し麻酔科の診察室へ。
麻酔科の先生は、大柄な先生で、簡単な問診の後、全身麻酔によるリスクの説明をしてくれた。
麻酔の先生は誰になるかその時でないとわからないとの事。
「まぁ、みんなちゃんとしますんで!」
…そうであっていただきたい笑。


会計を終わらせて、今日の病院は終わり。
持っていく物に追加された、T字帯か紙おむつを病院のコンビニで買って帰ろうと思う。

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このT字帯と紙オムツ。
どちらでも良いですって言われてもな…。
出産の時にT字帯は経験したから、紙オムツにしてみようかな…どうせ使い捨てだし…安い方にしようかなと、結局紙オムツに決定。100円くらい紙オムツの方が安かった。
病院のコンビニにもなると、一枚単位で売っていることに感動した。

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コレでもう『絶対いる物』は全部揃ったと思う。
入院まで病院に行くこともない。
後は、口腔クリーニングと、コロナ感染を避けて過ごす。

後は入院を残すだけ!!!
ドキドキの3週間が始まる。

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