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あの弁当、引っ張るとなぜあったまる?

紐を引くとあったまる弁当ありますよね。あれ中で何が起こっているのかご存知ですか?

今日はそんな身近な化学のお話。
結論から言うと、弁当の中で
生石灰が水と反応
しています。

生石灰とはカルシウムに酸素が1個くっついたものです。
知ってる人向けに化学式も書くとCaOとなります。

この生石灰ですが、水と触れさせると熱を出して反応します(発熱反応)。
これを使って、弁当の底で反応を起こしアツアツのご飯を作り出しているんですね。
ちなみに化学反応式は
CaO + H₂O → Ca(OH)₂
です。
受験生、化学に出ますよ笑

地球上には元来大量の金属が存在しますが、そのほとんどは酸素や水によって自然に変化していきます。例えばカルシウムCaは

Ca(金属単体)

CaO (酸化物)

Ca(OH)₂ (水酸化物)

といったようにです。実際、地球上の多くの金属は酸素や水素がくっついた形で採掘されます
この、自然に起こる変化はどうやら発熱反応であることが多いようです。

他にも、カイロがあったかくなる理由も同じように発熱反応で説明できますので、詳しくは調べてみてください。

ではまた。

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