オリーブ学園(0Live学園)@小豆島で講演しました!
こんにちは!Piece of Syriaの中野です。
先日の阿倍野小学校の記事に引き続き、小豆島発のオルタナティブスクール「0Live学園」さんでの講演の感想を紹介させていただきます。
オリーブは今のシリアがある地域が発祥とのことで、オリーブが小豆島とシリアを結びつけてくれました!
当たり前ってなんですか?
今回のテーマは「人生講和」ということで「当たり前」を軸にしたお話をさせていただきました。
最初に皆さんに問いかけます。
「当たり前ってなんだろう?」
といった、身近なことを書き出してもらいました。
土日が休みって当たり前?
僕が小学生の時は、土曜日は投稿日で休みではありませんでした。
(隔週で休みの時期もありましたが、気がついたら土日が休みになってませんでした?)
そして、国が変われば休みの日も変わります。
シリアはイスラム教の方が多いので、お祈りの日である金曜と、翌日の土曜日が休みで、日曜日が仕事始まりです。
西暦だけでなくヒジュラ暦も使われてて、日めくりカレンダーには「西暦」「ヒジュラ暦」「お祈りの時間(場所ごとに違う)」が書かれています。
友人から話を聞く、という姿勢
Piece of Syriaを始める前に僕が最初にやったことは、現場に行って話を聞くことでした。
想像で何かをするのではなく、話を聞くことを大切にしています。
だから、トータルで半年かけて、10カ国を訪れて、
難民となって生活しているシリアの人たちや支援団体で働く人たちにひたすら話を聞いていきました。
そのときに大切にしていたのは「友人として話を聞く」ということ。
「友人だから伝えさせて欲しい」と言いたくなるような、信頼関係を作れるように。「支援する人・される人」のような非対称にならないように。
その中で見えてきたものが、Piece of Syriaの活動として始まっていきました。
戦争が奪った「当たり前」
色んな場所を訪れながら話を聞いていくと、戦争は「当たり前」を奪うことに気付きます。
「難民という人」がいたわけじゃなくて、僕らと変わらない人が「難民という状況」になったんだって、改めて感じました。
幸せは「なる」ものではなく「気付く」もの
最初の問いかけで書いてもらった「当たり前」の中に、「それって幸せだったんだ」と気付くことがあったのではないでしょうか?
「国際協力のために、できることはありますか?」という質問がある時に、僕は「無理せずに、自分自身や周りの人と豊かな時間を過ごすことから始めてください」と伝えています。
でないと「自分を満たすために、困ってる人を助けたい」という気持ちになります。
「自分の欠けたものを埋めよう」という発想だと「奪う側」になりがち。
なので、まず自分を満たして、溢れた分を誰かにお裾分けすることが大切じゃないかなぁ、って思っています。
また「誰かと比べることで、自分が幸せかを確認する」という他人軸だと、その人を引き摺り落としたりもしちゃいます(SNSで叩いたりして)。
だからこそ、何気ない時間の中にある幸せに「気付く」ことが大切だと思っています。
僕は講演を通して「シリアの人たちが持っている美しい考え方や生き方」を伝えて、一緒にシリアの平和を考える仲間になって欲しいと思っています。
その一歩目として、そんな「当たり前」の話から気付けることを伝えさせていただいています。
0live学園の皆さん、ありがとうございました!
講演後、「何度も鳥肌が立ち、今の当たり前の見方が変わりました!」というご感想をいただくとともに、15000円ものご寄付を届けていただきました!
また参加者の方からパートナー会員(マンスリー支援)にもなっていただき、小豆島に行った際に講演の機会を作りましょう!という話もお声がけいただきました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!
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