見出し画像

【卵巣腫瘍治療記その①】早期発見と初めてのMRI検査

こんにちは。
先日note用のTwitterアカウントを作りましたので、よかったらフォローしてくださいね。
🕊@hempfriend_

前回の続きを書こうと思います。

まずおさらい、私の卵巣腫瘍は両側で良性疑いの、症状もさほど現さないまま成長していたものです。

普段婦人科には行かない私。
症状がないのにどうやって発見されたのか?
きっかけは何気ないものでした。

余談ですがこの時受けた子宮頸がん検査にバリバリ引っかかって現在も通院中です…。

早期発見、大事!!
みなさん、婦人科検診にいきましょう!!

それでは本題に入ります。

いざ婦人科へ…きっかけは些細なこと

些細なこととは言ったものの、当時の私にとっては重大なことでした。

今回久しぶりの婦人科&初めてのクリニックに行くことを決めたのは、生理が前回から40日を過ぎてもこないためでした。

私はここ10年ほど生理周期は順調、予定通りに訪れるといった感じ。
そんな中での40日間は、凄まじく長い期間でした…。
自宅で使った妊娠検査薬で二度陰性が出たものの、
妊娠していないのなら生理が止まっている原因が他にあるのか?
実はやっぱり妊娠している??
と、その時はいてもたってもいられませんでした。

この頃はちょうど6月の上旬、首都圏での外出自粛要請が解除されて間もない頃でした。
私の住まいは首都圏からはだいぶ離れた地域なのですが、コロナ禍という言葉も浸透してきた頃、

どこの婦人科も予約が取れない。


内容が内容のため1〜2週間先なんて待っていられないし(せっかち)、その日の午後にすぐに診てもらえるところを急いで探して電話をかけまくりました。

ようやく見つかったクリニック

そこでやっと診てもらえそうな婦人科クリニックが一件。30分後に行きますと言うと、わかりました〜の二つ返事でOK。

それまでに電話をかけた婦人科や通りすがりに様子を伺った産婦人科では、完全予約制!面会NG!を謳っているところが多かった印象でした(そのほうが母子ともに安心ですよね)。
なので拍子抜け。

空いているクリニックというのはこういう緊急時には便利なものの、今回の私のように行くのは一度きりだから〜と思っていても一度きりでは済まない場合があります。
先生との反りが合わないと地獄なので、
そうとなれば早く紹介状を書いてもらいましょう(実体験)。


話を戻します。

初めてのちゃんとした婦人科検診かも…

まず採尿、希望の妊娠検査は5分足らずで判明。妊娠していない。
やっぱりそうか。じゃあ?と緊張。
少し詳しく診てほしいという希望を問診票に書いていたため、そこからさらに検査台に上がり触診と経膣?エコーで診てもらいました。
ちなみに、前述した子宮頸がん検査もこの時ついでに採取してもらいました。

以下、先生とのやりとり。

>左の卵巣に腫瘍があります。
え!?
>中に脂とか髪の毛とか骨とかが入ってる。奇形種っていうんだけど…。
はあ…。
>直径6.5cmくらいね。手術となると紹介になるよ。てか痛くないの?とりあえず別の病院に依頼してMRI撮りましょう。

初回はこれで終了。

細部まで読んでる方ならここであれ?と思うかもしれません。
そう、腫瘍は両側です。
この時は片方か〜なんて暢気に考えてます。確かに間違ってはないけど…なんてテキトーな医者…。

先生の話を聞いて、最初は当然驚きました。
でも悪性腫瘍の類じゃないことは先生の言うエコーの見た目でも分かったので、手術すれば治るんでしょ?くらいに考えていました。

帰り道、MRIってめちゃくちゃ高いんじゃないのかなあ、筒に入るの怖いなあ。
ってそればっかり。

ちなみに、こんな驚きと不安が入り混じった状態でも、生理はちゃんと次の日にきました。原因は恐らく仕事とプライベート両方のストレスのせいで、腫瘍のせいではありませんでした(一応)。

初めてのMRI検査…時間との闘い

次の週、予約してもらった別の少し大きい病院で、人生初のMRI検査となりました。
造影剤等は使用せず、身一つの単純なMRIでした。

初めてだって言ってるのに、金属の持ち込み厳禁だとか検査の説明だとかなんかテキトー…技師さん、言い飽きてるかもしれないけども、ルーチンとしてしっかりやってくれ。

ベッドに横になると、下腹部に金属のサポーターみたいなのをガチャコンと巻かれ、頭には騒音対策のヘッドホンを着けられました。
また、手には何か気持ち悪くなった時用のブザーを握らされ、少しの安心感(軽度の閉所恐怖症)。

頭からドーナツの中にIN。

場所が下腹部だったのでまだよかったのですが、
あの金属がグワングワン言う音!
想像以上の大きさでビビる。頭部のMRIとかもっと嫌だろうなあ…。
あと病院によるようですが、私の受けたところではなぜか女子十二楽坊のCDを流してくれていました。
時間としては30分ほど。
もし静寂の中、30分間動いちゃダメ!って言われてたら、本当に拷問だったなと思います。
MRIを受ける前は、事前に音楽を流してもらえるか聞いてみるといいと思います。

明細は6000円ほどだったかな?思ったより高くなくてホッとしました。

検査結果は当然…

また次の週に、最初のクリニックへ。
MRI検査の結果、
やはり腫瘍があり手術が必要だということ、
ここでは無理なので紹介状を持って転院してもらうこと、
きっと腹腔鏡下で行うから入院は1週間で済むだろうということ、
あなたは一人暮らしだから実家で手術を受けるほうがよいということ
を説明してもらいました。
(あと子宮頸がん引っ掛かったから再検査ね、ということでここでまた採取されてしまう)

私の実家は首都圏に位置しており、
通院のたび職場を休むことになるのも気がかりでしたが、なによりもこのコロナ時代、職場のある片田舎へ私がウイルスを持ち込むことだけは避けたい。

特に通院していた夏場は、首都圏の感染者数がうなぎのぼりに増加、第二波到来とテレビで連日叫ばれていました。

手術をどこで受けるか、それが一番の問題

こっちで受けようか…実家に帰ろうか…うんうん悩みましたが、
コロナが収まってから〜なんて悠長なこと言ってたら緊急手術になるよ?収まりやしないんだから。
なんて脅されたのもあり、結局実家での治療を選択しました。
そりゃ収まらないよね、コロナ…。

この時は、やっと手術だ〜とか生半可な気持ちで考えています。
当然転院先でも同じような検査が必要で、手術の日を抑えてもらうのだって必要だということを、のちに知ることになります。

まあこのあとなんやかんや(クリニックの先生との意思疎通が困難だった等は割愛)ありまして、
実家近くの大学病院宛に紹介状を書いてもらうことに成功しました。

事前にHPを見たり電話をしたりして、
腹腔鏡下手術の手術実績があるか、
県外からの紹介状を持って受け入れてもらえるか、
婦人科外来の日時などを事細かに問い合わせ。

飛行機乗って行ったら診てもらえないなんて最悪ですからね…。

苦渋の選択でしたが、今は実家を頼って本当に良かったと思っています。
入院日と手術日以外の面会は諸般の事情により禁止でしたが、
手術内容の説明を一緒に聞いたり、手術前後の立ち合いをしてもらったり、飲み物買ってきてもらったりとか、実際助かりました。
今も実家でぬくぬくご飯食べさせてもらってます。

これもひとえに、
休暇を許してくれた職場、
県外からの患者を受け入れて手術してくれた病院、
なにより両親のサポートのおかげだということを噛みしめ、今回の記事を締めたいと思います。

次回→その②紹介状を手に初の大学病院へ

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
おわりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?