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【卵巣腫瘍治療記その②】紹介状を手に初の大学病院へ

こんにちは、つぼです。
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現在の術後の生活やその他普段の日常を呟いてます。よかったらご覧ください。

前回までのあらすじ
症状もなく暮らしていたところひょんなきっかけで卵巣腫瘍が判明、地元の大きい病院での手術のため紹介状を書いてもらいました。

今回は、診断書を持って病院を受診した日について書いていきたいと思います。

初めて行った大きな大学病院、院内の仕組みやクリニックとの違い、初回の会計などについても簡単に書いています。

個人的な備忘録としての意味合いも強く、日記調になってしまいましたが、もし参考になれば幸いです。

診断書を忘れずに!初めて行く病院

私の選んだ病院は外来受付が朝8時半からということで、大学病院だから激混みだろうと想定して7時半には病院前に着きました(早すぎ)

8時から正面入り口が開くということで、すでに4〜5人の列が。

思ったより少ないな〜と思い、流石に早すぎたしお腹も空いたぞということで、近くのファストフード店で朝ごはん。

そのうち8時を過ぎてしまったので少し焦りながら院内へ。

一箇所に制限された入り口には人が立っており、一人ずつゆっくり通るよう誘導、サーモグラフィーで自動検温中でした。

初めての総合病院、広すぎて訳がわからないので入り口そばの総合受付で事情を説明、色々教えてもらいます。

希望の婦人科は外来受付が紹介のみとなっていたのもあり、診断書はお持ちですかと聞かれます。渡すと中を確認されました。

その他にお持ちのものはありますかと聞かれ、MRIのフィルム(めちゃくちゃデカい)も持たされていたので見せると、じゃあそれは診察時に先生に渡してくださいね〜とのこと。
(後述しますが、結局このフィルムは使われませんでした)

ということで診断書とデカすぎるフィルムを持って2Fの婦人科受付へ。

これを持ってお待ちになり、音が鳴ったら中待合でお待ちください。
と、ポケベルのような端末を手渡されました。なにこれ?

端末は肌身離さず!あと寝ないこと!

この病院では、外来患者の受付時に端末を渡し、診察の順番を音と振動で知らせるという画期的なシステムでした。

受付順に付番された"今日の番号"が呼び出されるのをひたすら待つ、集中力が要求される病院しか知らなかったので、結構びっくり。

この端末は会計窓口で回収されるまで大事に持っておく必要があり、病院の外に持ち出してしまうとけたたましい音が鳴るそうです(万引き防止センサーみたい)。

すなわちこれは、会計が終わるまでは原則病院から出られないことを意味します(つらい)。

この時点で8時45分くらい。

すると朝が早かったのもあり待ってる途中で爆睡してしまいました。
どんな音量でどんな音が鳴るのかは他の患者さんの様子を見ていてわかりましたが、自分のは…?
もしかして寝ている間に呼ばれたかも!?と端末を見ます。

確認したいが、そもそも呼ばれた時にどういう表示になるのかがわからない…。

中待合室の番号が表示されているけど、中に入っていいのかな?でも最初から表示されていた気もするし…。

初めてのポケベルシステムに戸惑いながら、慌てて婦人科受付の方に聞きます。まだ呼ばれていませんと教えてもらって絶望しつつ、

ひたすら待つ。

するとピロリロリーと電子音と振動が!服のポケットの中に入れていましたが、結構しっかり聞こえました!

ちなみに次行った時はカバンの中に入れてしまい振動が感じ取れなかったので、身に付けるのが一番だと学習しました。

結局、診てもらったのは驚愕の12時前でした。

総合病院の初診って、やっぱり大変!!
でも二回目以降はこんなに待つことはありませんでしたよ!

初回の診察、衝撃の事実が判明

私を担当してくれたのは30代後半くらいの男性の先生でした。
婦人科って結構、男性の先生に当たるんですよね(慣れましたけどね)。

挨拶もそこそこに紹介状の内容を確認する先生。
手術を希望されているということですね、実際に見てみましょう〜。

検査台に上がり触診、中からエコーで診てもらいます。

先生、確かに両方の卵巣が腫れていますね〜と。

え、両方ですか??

うん、MRIの所見にもそう書いてあるよ、と。
紹介状に挟まっていた検査結果の紙を見せてもらうと、撮影した技師さんの書いた所見欄にも確かに、両側性に卵巣腫大が認められると…。

ここで知った衝撃は大きかったです。

インフォームドコンセント、大事。

あと、
せっかくフィルム持ってきてくれたのにごめんね。ここ電子カルテだからROMじゃないと見れないんだよね。
と言われてさらに落胆。

フィルムを透かしてみる白いバックライトの設備は、院内電子化の際に全部取っ払っちゃったそうです。

電子化の波よ、ここまで…!

でも先生、淡々としながらも優しい方で、わざわざ封筒を開けてフィルムを取り出し、天井の照明で透かして一応確認してくれました。

よく見たいので、ここでも撮影させてください(当然ですよね)。今日時間ある?

ということで、
午後にMRIの予約を入れたので撮影してもらうこと、それまでに採血と会計を済ませておくことを説明してもらいました。

この日は撮影が終わったら会計して帰っていいよ、という流れに。

あと診察室では先生に次の予約も入れてもらいました。
ここで、
住まいが県外で遠いこと、診察のたびに仕事を休んで長距離移動となることなど事情を説明。
それを受けて先生、これから入院までにあと2回は来てもらうことになります、と。
結構かかるな…と思いつつ、見通しを立ててもらったことでかなり安心できました!

MRIの予約は15時半。それまでに採血をして貰えばいい…。

ということはまず、お昼ごはん!!!

ウキウキしながら病院内の食堂へGO。
初めて行く飲食店ってワクワクします。

案内されると、病院とは不釣り合いな広さの店内に人がぎっしり。お昼時でしたからね。
日替わりのビビンバ丼を食べながら、何時ごろに帰れるかな〜なんて考えながらお昼を食べました。

採血所って初めて聞いた…検査は効率が命?

この日二度目の外での食事、活動時間的にもこの時点でだいぶ疲れてますが、
さっさと採血は済ませておこうと、中央採血所なるところへ。

すごい名前。しかも人の往来の激しい1Fの中央に位置してました。名前の通り。

受付で発行してもらった診察券を自動受付機に入れます。なんでも自動化、すごい。

診察券は大きい病院だと当たり前?のカードタイプなので、患者情報の読み込みも書き込みも思うまま。
検査のたび、その他事あるごとにこの診察券が必要となります。

というか、この看護師さんたちは一日中採血だけをやっているんだろうか、かっこいいけど大変そう…。
流れ作業的に、一度に3〜4人が採血されていました。

手慣れた手つきであっという間に採血が終了。

MRIまで時間があるということで院内のカフェで時間を潰します。

スケジュール帳を開き、先生から受けた説明や次回の予約、今後の見通しについてを忘れないようにメモ!

あと手術となれば仕事を休まなきゃいけませんし、職場にどう説明するか、色々整理する時間にしました。あとあつ森。

あ、そうだ!
邪魔なMRIフィルムをクリニックに送り返してやらなきゃ。
そう思うといて立ってもいられず、総合受付に端末を預け、一旦外の郵便局に行きました。

馬鹿でかい封筒で局員さんを困らせてしまいましたが、なんとか送り付けることに成功。
荷物が減ってすっきり!

この短期間に人生二度目のMRI

なんやかんやで時間となりまして、

MRI検査室は救急棟にあるということで、午後で人も少なく薄暗い雰囲気の棟へ。

指定の時間の少し前に来たのですが、検査が遅れているようで、私の前にも3人ほど待っていました。
待っている間、MRI検査の流れをわかりやすく説明したビデオが繰り返し流されていました。

この間も受けたし〜なんて思っていたけど、いざ映像を見ていると緊張してきます。

ここでも40分ほど待つと、中から声がして案内されます。
前回と違って技師さんによる事前の説明はしっかりと、安心です。服も着替えさせられました(前回は金属付いてないよね?ってことで私服のまま…)。

欠かせないヘッドホンを装着、音楽が流れると思っていたら特に何も流れず始まりました。
このまま30分はきついなあなんて考えていましたが、体感15〜20分くらいで終了

騒音も当然ありましたが、
音がする前は必ずヘッドホンから技師さんの声がして、音が大きくなりま〜す!って感じで教えてもらえたので、音の大きさ自体はそこまで気になりませんでした。

あと少しですよ〜頑張りましょう!といった感じで、メンタル面(?)に手厚いフォローもありました。

本日のお会計は…

やっと検査終了!
会計窓口で端末を回収されます。朝から生活を共にしたこいつともお別れ…そう思うと少しだけ寂しい感じがしました(?)。

あとは液晶に番号が表示されてから自動会計機へ。

これがあるとクレジットカードが使えて便利なんですよね。

初回+血液検査+MRI検査で、お会計は15,000円ほどだったと思います。仕方ない。

ようやくこれで全部終了!さあ帰ろう!

郵便局に行った時ぶりに外へ出ると真っ暗でびっくり。
結局18時頃まで病院に缶詰でした…。

続きます。

次回→二度目の診察で検査結果を聞きます(あさって公開予定)

長くなりましたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございました。

おわりです。

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