「先生が呼んだら、すぐ行く」


 何年か前の日本語学校で担当したクラスは、みんなけっこう酒飲みがそろっていました。一緒によく飲みに行ったもんですが、卒業式の後も、送別の飲み会を開いて、2次会へ行って、最後の有志何人かはカラオケで歌ってと深夜まで大騒ぎでした。

 明けて、「昨日は楽しかったね。みんな新しい道でがんばれよ」なんてメールのやりとりをする中、

 「いずれまた飲みに行こう」と書いたメールに女子学生から返事が来ました。それが表題です。


 がっくり。orz


 日本語では、行為者にフラグが立つから「授受表現」(~てくれる、~てもらう)は敬語以上に重要なんだよとあれだけ口酸っぱく教えたのに、これだ。


 とは言いながら、のちにその学生を仲間の飲み会に誘ってあげました。

 正しくは「誘ってやりました」かな。これは現代では使いにくいですね。

 


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