リボン制作のお道具について(カット編)
私のリボン制作の「切る」作業の道具について説明します。
・カッティングボード
・ハサミ
・クリップ
・100円ライター
カッティングボード
リボンをカッターで切ることはないのですが、カッティングボードはさっと生地をあてて長さを測れて便利なので、もっぱら定規として使っています。私は31cmと57cmまでの長さを測れるものを使っています。
センチメートル数が最初から印字されている製品もありますが、私の31cmのものはなかったのでマジックで書き込んであります。数字があるとリボン完成品の縦、横のサイズを測るときにも便利です。
リボンでは何cmのものを何本用意する、ということが多いので、寸法を測って一本切ったらその一本を基準に同じ長さに切ります。基準となるリボンと並べながら切るときに目盛りがあることで合わせやすくなります。
はさみ
はさみはリボンカット用と両面テープカット用と2本用意しています。
リボンカット用はとにかく切れ味がよいものを。切れ端が綺麗になります。一方で曲線を切り出したりすることはないので、裁断バサミでないといけないということはなく、100均のはさみでも十分使えています。
両面テープカット用のはさみは切る対象が小さいので、リボン用のはさみよりも小型で細身のものを使っています。のりが刃について動きが渋くなってくるので、定期的に100均のシール剥がしスプレーでクリーニングしています。
クリップ
リボンの長さを測ったり切ったりするときにリボンを固定しておきたいことがあります。そんなとき用のクリップを何本か用意しておくと便利です。
リボンを折った状態で切る場合、普段は指でおさえたまま切ってしまうのですが私のお見苦しい指先を見せないよう、クリップで代用してみます。
折った状態で斜めにはさみを入れると・・・
開くと切れ込みができています。
ライター
カットしたリボンの端はそのまま放っておくとほつれてきます。
そこで、ライターでほつれどめの処理をします。
リボンの端をライターの火でささっと炙ります。火力は弱くて構わないのでライターの火力調整は最弱で。火炎からは離すのではなく、炎の中をリボンの端が通る感じで。スピードは2秒弱で2往復させるくらい。あまり火を当てすぎると燃えますので注意。
うまくできると毛羽だっていた部分が丸まり、端が固まります。
番外編
はんだごてでリボン(化繊限定)のカットと端の処理を同時にできるという記事を見たので実験してみました。
高温になるのでアイロン用の台の上にシリコンマットを敷いて準備万端。
はんだごての温度は最初に300℃で実践したところ、繊維が溶けずに全く切れなかったので450℃にしました。
今度は溶けました。
じゅわーっと溶ける感じなので、ゆっくりと移動させる必要があります。
試しにスッ、スッと早く移動してみたところ、綺麗に左右が分離せず、端が糸を引いてくっついたままとなってしまってダメダメでした。あせらずゆっくり、が基本です。
25mm幅のリボンを5秒くらいかけて切りました。
切れ端にはすでに熱が入っているのでライターであぶる必要はなさそうです。が、熱が入りすぎているのか、端が丸まっている部分もあり、あまり綺麗ではありません。
熱の入れ方を均一にするには、こての移動速度を均等にする必要がありそうで、それはそれで熟練が必要そうです。
唯一思いつく「はんだごてならでは」の切り方は、このような曲線を切ることくらいですが、活用する局面が思い浮かびません・・・。
結論としては、はさみでちょきんと切って、ささっとライターであぶる方が実用的という印象でした。