カードの保管方法(コレクション向け)
この記事では私が長年カードを収集した中で、至った現在の保管方法を紹介します。スリーブは、基本的にKMC社の物が品質が良いのでお勧めです。
カードの状態を保つことは、その価値を保つことでもあるのでとても重要です。
カードの扱いについて
カードを触る時は、指紋を付けないように手袋をするのがおすすめです。
そしてできる限り縁を持ちましょう。また、スリーブに入れてない状態で机やプレイマットなどに置くことはやめた方がいいです。カードを持ち上げる際にどうしても擦れてしまい、埃などがあった場合に擦れ傷ができます。
これらのことを徹底することで、初期傷以外の傷が付く可能性がほぼ無くなります。
手袋は、パウダーフリーのゴム手袋かマイクロファイバーの手袋がおすすめです。ゴム手袋であれば、滑りにくいので付けたまま開封やスリーブに入れることがしやすいです。
・レギュラーサイズ編
レギュラーサイズとは、ポケカ、MTG、デュエマサイズのことです。
インナースリーブ
インナースリーブとは、カードにピッタリサイズのスリーブのことです。ピッタリということは、カードがスリーブの中で動くことが無くなり、スリーブ内の摩擦から守ることができます。スリーブを交換する時に、直接カードを触ることが減るため傷が付きにくくなります。
スリーブには、硬さが異なるソフト・ハードタイプがあります。インナースリーブをする目的は上記のとおりで、硬さは必要ないのでソフトタイプのものがおすすめです。また、柔らかいスリーブなのでカードを入れる際に傷をつけることが少なく、単価も安い(100枚入りが多い)という魅力があります。
インナースリーブには、通常の様に上から入れるものと横から入れるものがあります。横入れの方が、入れ口が広いためスリーブに入れやすいです。
お好きな方を使いましょう。
・横入れのインナースリーブです。(私はこれを使用しています)
・縦入れのインナースリーブ
レギュラーサイズスリーブ
こちらは、よく使われるサイズのスリーブとなります。インナースリーブの上に使います。後述するマグネットホルダーを使用する場合は、こちらは使えません。
透明とカラーがありますが、こちらはお好きな方をお使いください。個人的には、カードの裏も見れるので透明のものがおすすめです。
インナースリーブと同様、こちらもソフトとハードがあります。今回は、この上に後述するローダーを使用するのでどちらでも問題ないです。
ソフトの方が安価ですが、ファイリングする場合にも使えるハードタイプがおすすめです。
・ハードタイプのレギュラーサイズ
KMC ハードクリアー ダブルバージョン 80枚入りです。
カラースリーブはこちらを使用しています。
マットタイプのスリーブですので、プレイ用のスリーブとしてもおすすめです。
・ソフトタイプのレギュラーサイズ
マグネットホルダー
マグネットホルダーは、ウルトラプロ社またはUltimate Guard社がオススメです。こちらはマグネット式のホルダーとなっており、着脱が簡単です。 また、UVカット加工がされているため、安心して飾ることができます。 購入する際は、35ptの物を購入しましょう。中は、レギュラーサイズのインナースリーブがピッタリの為、一重のみになります。
ウルトラプロ製とUltimate Guard製の違いとしては、後者の方がマグネットが強力です。個人的にはUltimate Guardの方がおすすめです。
消耗品ですので、このままにしているとホルダーが傷ついて見栄えが悪くなってしまいます。それを防ぐためにシール付きOPP袋を上から被せます。汚れたときは、OPP袋のみを交換すれば良いので大変おすすめです。
また落下した際にホルダーが開いてカードが落ちてしまうリスクを軽減できます。
実際に使用した画像です。
使用しているOPP袋は、HEIKOから出ているクリスタルパックT8-12です。私は、これを後述するフルプロテクトスリーブにも使用しています。
フルプロテクトスリーブ
こちらは、河島製作所の商品です。商品名はスリーブとなっていますが、どちらかというとホルダーに近いです。UVを85%カットしてくれます。
また、マグネットホルダーよりも薄いので、管理しやすく単価も安いです。
サイズは、AC(アーケードサイズ)、S(スモールサイズ)、R(レギュラーサイズ)、W(ダブルサイズ)が発売されてますが、Rサイズを購入しましょう。Wサイズについては、未開封編で紹介します。
実際の使用画像になります。
ぴったり収まります。そして上から被せると、、
マグネットホルダーでは、インナー1重がピッタリでしたが、このフルプロテクトスリーブは、上述のレギュラーサイズのスリーブがピッタリです。私は、インナー+KMCハードクリアの2重で使用しております。
画像では、マグネットホルダーに使用したOPP袋と同じものを使用しています。フルプロテクトスリーブも、そのままではケースが傷つき安いのでOPP袋に入れることをお勧めします。
ぴったりに入れたい方は、90㎜×75㎜厚さ0.04㎜の缶バッチサイズのものが良いようです。こちらは、Seriaのテープ付きクリアファイルという商品です。
スクリューダウン
ウルトラプロから発売されているねじ止めの商品になります。
1/4インチ、1/2インチ、1インチの3つのサイズがありますが、おすすめは1/2インチか1インチです。私が使用しているのは、1/2インチです。
今回は1/2インチ向けの内容となります。
スクリューダウンにカードを入れると高級感がでて、かなり見栄えが良くなります。ただ、UVカットではなく、カードを入れる溝がないという問題があります。カードを入れる溝がないということは、カード自体に圧が掛かってしまいあまり良いとは言えないです。
困りましたね、、、
この2つの問題を解決できる方法が前述したフルプロテクトスリーブになります。こちらをスクリューダウンに挟み込むことで、カードに圧が掛からず、UVもカットできます。ただ注意点として、ねじの長さが足りない場合がありますのでねじを交換しない場合があります。1インチの場合は、交換しなくても大丈夫です。
次のサイトで購入することができます。
保管であればこれで十分ですが、スクリューダウンにフルプロテクトスリーブの厚さ分の隙間ができます。少し見栄えが悪く、埃が入ってしまいます。
そこを解決するのがアクリルフレームです。これを挟むことで隙間を作らず、またフルプロテクトスリーブを真っすぐ中央に挟むことができます。
実際の使用画像です。
こちらも、ねじと同じサイトで購入できます。種類も多いです。
こちらもやはり、OPP袋は被せた方がいいです。特にアクリルフレームを付けない場合は、埃の侵入を防げるので必須です。
2連マグネットホルダー
こちらは、前述のマグネットホルダーが2連になっています。今年発売された新商品です。関連する2枚のカードをセットにして収納すると映えます。
もちろんUVカットです。またマグネットホルダー同様にインナースリーブがピッタリです。
こちらに合うOPP袋は、以下のサイズになります。
実際に使用している画像です。ピッタリです。
3連マグネットホルダー
3連版もあります。
こちらに合うOPP袋はこの商品です。ただ横の長さが少し足らず、テープがホルダーに付着しています。また、縦がピッタリ過ぎる為、入れにくいです。
実際の使用画像です。
・ミニサイズ編
ミニサイズとは、遊戯王やバトスピ、ドラゴンボールヒーローズの大きさです。
インナースリーブ
インナースリーブは次のものを使用しています。
ただ、遊戯王は角が垂直で脆い為カードの角をスリーブで引っ掛けて白かけを作ってしまうことがあるので、コレクション用には私はあまり使用しません。
ミニサイズスリーブ
ミニサイズスリーブは次のものを使用しています。
ソフトタイプを選んだ理由は、レギュラーサイズのインナースリーブと同様です。
この上にレギュラーサイズのインナースリーブを被せてホルダーなどにいれて、保管しています。詳しくはレギュラーサイズ編をご覧ください。
UVカットのスリーブとしては、フルアヘッドのものがオススメです。やや硬めなスリーブの為入れる際は角を引っ掛けないよう注意が必要です。
・未開封編
プロモカードを未開封で保管する場合、外袋の状態も気にしましょう。カードの状態を気にするのに、外袋の状態を気にしないのはおかしいと思いませんか?
未開封ということに価値があるとするならば、外袋もカードの一部です。
最低でもOPP袋にいれるなどして外袋が傷つかないように保管しましょう。
未開封カードを保管する場合におすすめなのは、フルプロテクトスリーブのWサイズです。UVカットですので、安心して保管できます。
注意点としては、すべての未開封が入るわけではないです。くれぐれも折って入れないようにしましょう。
実際の画像です。
Wサイズのフルプロテクトスリーブに合うOPP袋は、スクリューダウンの時に紹介したものと同じです。
他にも未開封カード用のアクリルフレームが発売されており、スクリューダウンで保管することができます。未開封をスクリューダウンで保管する場合は、圧によりカードに外袋の跡が付く危険があるので、アクリルフレームは必須です。
コレクションの保管場所について
カードは紙でできているので、湿気はあまりよくありません。フォイル加工がされている物は、湿気を吸うとホイル面側に反ってしまいます。反ってしまったカードは、水分を除去することで直すことができます。
用意するものは、ジプロックなどの密封できる袋か容器と乾燥剤のみです。
ジプロックに乾燥剤とカードをいれて、放置するだけです。これで直すことできます。放置しすぎると今度は逆の方に反ってしまうので注意してください。逆に反った場合は、湿度が高いところに置くと戻ります。
直せるとはいってもやはり湿気は良くありません。カードを保管する場所は湿度の変化が少ない暗室がいいです。
お金に余裕がある方は、防湿庫などが安心です。私はこちらの防湿庫を使用しております。
防湿庫を購入する以前は、こちらのドライボックス使用していました。ただ全自動式の防湿庫とは違い定期的に乾燥剤を交換する必要があります。
最後に
いかがだったでしょうか?ぜひ、皆様のコレクションの参考していただければ幸いです。
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