見出し画像

産後2ヶ月で授乳期乳がんになりました。#5〜いざ、病院へ。

病院で検査してもらったときの話です。
その日に検査して安心できると思いきや、予想外のことが起きました。


いざ、病院へ

ついに病院へ行く日がやってきます。
と言っても、自覚症状はしこりのみ、それも乳腺炎と思ってるんだからなんの緊張もありませんでした。

夫に子どもをお願いして出発。

徒歩15分ほどの雑居ビルの中へ。
そこは乳腺外科専門ではなくレディースクリニックだったので、入るとなんだか少し高級感。
クラシックが少しばかり大きめにかかっていました。

問診票をカキカキして、待つこと数分。
自覚症状と授乳中であることを説明すると、検査をするので検査着に着替えてください、と言われました。

こういうとき、なんにもしてないのに着替えにもたつくタイプです。
てきぱきできません。

着替えて中待合でしばらく待つ。
中待合は混んでいて、ちょっと密になりそうでした。
ちなみに、このとき2020年3月上旬。"密"という言葉が使われはじめた頃でした。

検査してもらう

授乳中だったので、検査はエコーのみでした。
マンモグラフィはできません。
授乳中は乳腺が張っているため、マンモグラフィをしてもがんを見つけられないみたいです。
あと、押しつぶすので母乳が出る。。これに関しては然るべきときの投稿で書きたいと思います。

名前を呼ばれ、検査室へ。
ベッドとモニターがあるだけの、静かな部屋でした。
技師さんにしこりの位置を伝えて、検査がはじまります。

出産したばかりなので、エコーには慣れていましたので、
はいはい、これねー。
って思いながら受けていました。

あと、前に乳がん検査したときもこんな感じだったなあ、とか。
でも、いろんな角度?からエコーやるから、結構ぐりぐりされて痛かったです。

診察してもらう

検査が終わり、少しだけ中待合で待っていたら、名前を呼ばれて診察室へと入りました。

先生と初対面です。

と言っても、告知から生検までしかお世話になってない先生ですが。
わたしのがんを見つけてくれたちゃきちゃきとした女医さんです。

自覚症状があること、授乳中であること、あと、たぶん母に乳がん既往歴があることも話したと思います。
むしろ、いつ頃罹患したか聞かれてすんごい適当に答えてしまったような記憶が。

一安心、のはずが


そして、肝心のしこりのことですが、

はっきりわからないので、念のため細胞診をして確認しましょう

先生から言われます。


えっ

細胞診??

それはなんでしょうか??


しこりに針を刺して、実際に細胞を取って調べる検査です

なんだ、すぐに
しこりは問題ないですね、とか言われると思っていたのに。

今振り返ると、たぶんエコーの時点でがんの疑いが強かったんだと思います。
だから、即日針生検になったのだと。

でも、そのときのわたしは、

見た目だけじゃなくて、細胞まで調べてがんじゃないことを証明してくれるなんて、なんて良い先生なの(はぁと)

とか思っていました。
めっちゃお花畑。
いい先生には違いないけど。

細胞診

細胞診はそのまま診察室で行われました。
ベッドに寝転んだら、そのベッドがめっちゃ高く上がって、先生がモニターを見ながらしこりに針を刺して細胞を取ります。

ちなみに、この細胞診、あらゆる乳がんの検査の中でかなり痛い部類に入るようですが、(いちばん痛いとか言う人もいるようです)

ワタシ、全然痛くなかった。

細胞を取るときに針を動かすから、そのときの違和感はあったけど。

心の準備もなく、すぐその場でやった検査ってのもあったのかもしれないですが、
その後の検査、治療を振り返ってみても、結構痛みに強いタイプなのかも?(確証なし)とか思っています。
でも注射されてるところとか見れなくて目をそらしてしまうタイプです。

細胞診が終わって、この日の検査は終了。
検査結果は2週間後に聞きに来る、ということになりました。
お会計をして、夫と子どもの待つ家へと帰りました。

即日安心、ではなかったけれど

このとき、自分ががんだなんて思ってないから、結果が出るまでの2週間は比較的普通に過ごしました。
病院行ったし、安心したようなものでしたね…

この頃のことは次回。ボリューム少なくなっちゃうかなあ。

ちなみに、この病院の受付の方はとても優しくて、後に病院を転院する際にお世話になりました。
総合的にとても良い病院でした。
今後治療が終わって経過観察的なのになることがあったら、ここで検査したいなあ。近いし。

つづく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?