私の学び⑤母の闘病〜感情は自分の責任

私はショックで帰宅
どうしてもあの病院に
入れておくわけにはいかない

どうしようか考えた挙句、
夜間だったので、病院にFAXを送り、
明日の朝、母を迎えに行くので
出られるようにしてください
と、父が猛反対の中、無理矢理退院させた

叔母の家、私の家を転々とすることになった

でもその後も結局、父が、
他の精神病院に2回入れた

1回退院した時、娘や孫たちと
夕方にイタリアンに行った
母は、あんまり食べられないけど
みんなと行きたいと言って
孫たちがたくさん食べるのを
嬉しそうに眺めていた

その後、母と父と叔母が、家に帰った時
母が、お腹が空いてあんぱんを食べ始めた

叔母によれば、父が、
そのあんぱんを母から奪って
壁に投げつけたのだ

「さっき、みんなとイタリアンに
　行った時には食べないで、
　なんでいま菓子パンなんか食うんだ」

子ども・・・子ども・・・
いや、子どもはそんなことしないよね　
思いやりがあるから

もう大人なんだから、
自分の感情がコントロールできなくて
おかしいなと思ったら
方法を調べろよ、学べよ
自分の心は自分で癒せよ

と思いきり非難批判した後で

今の時点で自己共感してみる
NVC（非暴力コミュニケーション）の
共感とは
「感情」とその奥の大切なもの
「ニーズ」に名前をつけること

私の感情は
残念　がっかり　無力　途方に暮れる　絶望

私のニーズは
やさしさ　思いやり　あたたかさ　心の平安

そして父に共感してみると
父の感情は
いっぱいいっぱい　途方に暮れる　悲しい

それを感じるのが辛いし、
感情を感じる方法を知らないから、
怒って暴力になるのだ

父のニーズは
サポート　心の平安　余裕　
わかってもらうこと
だったのかな

そんなことがあり、またしばらくして入院

私が会いに行っても、
死にたい死にたいと言うし、
当時の私には受け止められなかった