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2021年秋
長年の私の自己価値観の低さは、
「両親に認められていない」と思っているからだろうと思った

その半年前に、父が自分史(厚さ3センチのファイル)を作って送ってきた

父とは物心ついた時からうまくいっていなかったし
8年前、母が不本意な形で亡くなったのは、
父からのストレスが原因だったという思いもまだ消えず、
絶対に読みたくなかったので、ずっと放っておいた

が、その頃受けていたヒプノセラピストから
「読んでみては?」と言われて
勇気を出してパラパラとめくってみた

やはり、情報が細かすぎて、ちゃんと読めなかった
想像通り、ところどころに私への不満(考えが甘い、など)が書いてあった
私は「父のやりそうなことだ、いつまでも嫌味を言う人だなあ」とうんざりした
わたしは配慮思いやり、成長、やさしさ、大事にするされるが大事

父は、聞いてもらうこと、理解が大事だったかな

でも3箇所くらい、亡くなった妻(私の母)のお陰で
娘2人がすくすく育ったとか、
孫たちが健やかに成長しているのは
親がちゃんとしてるからとか
私と妹を一応認めているところもあった

それを読んで一番ほっとしたのは・・・
仕事を嫌々していたのではなかったのかなあと思えたこと
「穀潰し」「金食い虫」「よく食うなあ」「遊び呆けて」・・・
耳にタコができるくらい聞いたので
家族を養うためだけに嫌々働いていたのかなあと
私はここにいていいんだと思えなかった
会社で苦労した時期もあったけれど
認められた時期もあったと書いてあった

実家に行けば、にらむような目つきで
「親も親なら子も子だなあ」とか
「もう二度と来るな、死んじゃえっ」て言う父親

だから、足は遠のくし、一対一では会うのが怖い
だから、絶対に私の奥深くの思いは認めたくなかったけれど
やっぱり、私は父に認められたかった(みんなそうだよね)

そして「なんだ、とっくに認められてるじゃん、
 じゃあ、お役目終わりっ」てやっと飛び立てた感じがした

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