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体幹機能障害の僕にとって楽しい楽しい乗馬体験が恐怖体験になってしまったレポ。vol.62(寺田ユースケ)

こんばんは!寺田ユースケです!

まず初めに、定期購読してくださっている皆さまへ。
今月の更新が遅れてしまい大変申し訳ございません。
来月はペースよくアップできるよう頑張らせていただきます。

車イス押してくれませんか?日本全国 車イスヒッチハイクの旅
全国の道行く方々に車イスを押してもらって日本一週中です。

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今回は千葉県、マザー牧場でのお話。
旅の目的地をマザー牧場にして、僕、寺田ユースケのミッションは車イスで乗馬体験をすること!!

そして乗馬してきましたっ!

今回の記事を読む上で注意点。
僕、寺田ユースケは妻のまゆみちゃんによく言われるのですが、
障害・健常関係なくビビリだそうです。
そして、乗馬場は安全で、スタッフさんはとても親切で、お馬さんはとても大人しくて可愛い!を大前提で読んでください!乗馬場は全く悪くありません!!

車イスで乗馬なんてできるの?もしかしたら断れてしまうかな〜と思いながらも
乗馬場へ。

スタッフさんから「馬にまたがれますか?」と聞かれ、「またがれます!」と答えると、
すごく丁寧にご対応いただき、、、特にあたふたすることもなくスムーズに体験が始まりました!(←これ意外とびっくり)

遊園地のアトラクションに乗るときや、映画館に入るときなども、「どれくらい歩けますか?」とか「座る席は、、、」など
結構なやり取りを重ねることが多いので乗馬体験で、「ちょっとだけ歩けます!」「またげます!」の二言で体験に移れるのはとても有り難かったです!
※馬にまたがることが出来れば体験出来るそうです!

注意点として受けたのは、GOプロ(目線カメラ)はおウマさんがびっくりするので外してくださいね!くらいです!

個人的には、障害者だから、車イスだから、特別に注意点をたくさん受けるのではなくあくまで健常者の方と同じ説明で、
同じように注意点をくださったのはとても嬉しかったです!きっとスタッフさんは、対 車イス(障がい者)への対応を勉強してケースbyケースで
真摯に対応してくれているんだなぁと思うと感激しました。

僕のようにちょっと歩ける車イスの方もいれば、ほぼ寝たきりに近い車イスの方もいたり、一言で車イスと言っても、
各々違うので「車イスの人がこうしましょう!」というマニュアルなんてほとんど存在しないも同然で、一対一でたくさんの場数を踏んで、
こういう車イスの人にはこうで、こうで、こうと勉強の積み重ねだと思うので素敵すぎました。これは僕自身にも言い聞かせています。僕ももっと「実践」勉強しないといけないです!

さて肝心の乗馬ですが、、、

僕は脳性麻痺という障がいです!身体の筋肉や関節の可動域が狭く、特に股関節が硬いので「あぐら」すらかくことができません。
でも僕は、両親が二人とも体育会のスポーツマンで、自分で言うのも何ですが運動神経が良いです。
車イスに乗る前は足が悪いながらも野球をやっていて、よちよち歩きながらも高校3年の時は遠投60mを投げることができました。

20歳で車イスに乗ってから8年が経つ今でも、そんな妙な自信を持ち合わせており、
チャレンジ精神旺盛なせいもあってか、乗馬に挑戦しちゃおう!馬なんて楽しょーだぜ!

「(馬に)またげますか?」「またげます!」と即答してしまいました。

いざ、またごうとすると、、、股関節が固すぎてまたげない(笑)
スタッフさんにカチコチになりプルプル震えた足を引っ張ってもらい、何とかまたぐ、、、!

車イスに乗ってるとずっと足を閉じているから想像以上に股関節が固まってました(汗)

そして馬の上って高いっ!高いっ!怖いっ!まじで怖いっ!

車イスで普段130cmの目線で生活している僕にとって乗馬から観る世界は高いっ!圧倒的な高さ!恐怖的高所っ!沈黙っ!

※もう一度念を押して、、、最近知ったのですが、僕、寺田は人よりビビリらしいです。(認めたくはない。)それを大前提として読んでください!(笑)

そして、自分の過去の運動神経を過信した僕の体には異変がおきました。

僕は今、健常者のようにスッと馬をまたいだのではなく、強引に股関節を広げて股を開いている状態です。

あれ、おかしい!?
体勢を維持できない、、、!?
そして足に力が入らない、、、!

そう、忘れてました。僕の障害には正式名称があります。

「脳性麻痺による歩行困難な体幹機能障害」

そう、体幹機能障害、つまり体幹、体の幹(芯)が不安定なんです、、、!

股関節に負荷をかけずに車イスに座ったり、立ち上がることは出来ても、股を開いたまま(乗馬)姿勢を維持することが出来ないことが乗馬して発覚(笑)

でもお馬さんはパカパカ歩き出しました。寺田家TVのカメラも回っている、、、!
もう後に引くことはできない!!!!!!


満面の笑み(完全に作り笑い)本音はビビリまくっている(笑)
僕はお馬さんの背中の人間が座る皮の部分の先端を両手でぎゅっと掴み、しがみつくように体制を維持しました(笑)

その手を離したらガチで落馬してしまう、、、!そうしたらスタッフさんに迷惑がかかってしまう、、、!
死ぬもの狂いで座る皮の先端を掴み続けました。(掴むことを想定していないから掴みづらい(笑))普通は、手綱を握るよ!



股関節が硬い(ビビリな)僕にとって、かなり恐怖体験になってしまいました(笑)
(お馬さんはめっちゃ大人しくて可愛い。超安全です。横にはお子さんも乗馬していて、僕だけがびびっている!)

健常者のみなさんの体験に例えるならば、
崖から落ちて岩場の先端を両手で掴み、落ちたら死という状態です。

いや〜びびったびびった。

(なんども言います。スタッフさんが安全に見守ってくれ、子どもでも体験できて、お馬さんは大人しく安全です。)

そんな安全な状態でも、自分の運動神経を過信した馬鹿な障がい者の僕にとって、とんでもない恐怖体験になってしまいました。

人生で今までで一番怖かったです。(笑)



お馬さんに罪はないです、、、!めっちゃ可愛いかったです。ありがとう!!


(↑デイジーちゃん)

自分にできること、できないこと、好きなこと、苦手なこと

なんでも挑戦してみないとわからない。今回、乗馬に挑戦できて本当によかったです!
これからも「死なないように」たくさん挑戦して自分の得意を見つけていきたいと思います!!!


最後、有料部分に、今回の体験について家族にしか話せないことを少しだけ書きます!

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