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宇宙開発の話

 アメリカ スペースX社の『ファルコン9』は、日本やヨーロッパのロケットの約6割の費用で打ち上がる。

その大きな要因のひとつは、ほとんどのロケットが使い捨てにしている第一段エンジンの再利用だろう。

現在運用されている多くのロケットは…
打ち上げ → 第一段エンジン燃焼終了 → 切り離し → 洋上へ廃棄
という流れ。

しかし『ファルコン9』は…
打ち上げ → 第一段エンジン燃焼終了 → 切り離し → 自動で地上に戻り垂直着陸

その様子はスペースX社のTwitter…もとい X(エックス)に動画がたくさんあるので、下にリンクを貼っておく。

言っておくが、これは決して逆再生なんかではない。

今までのロケットが常識と考えていた私…いや、これを目の当たりにした全ての人は感じたと思う。
まさにSFだ! とんでもない時代がやってきた!と。

『ファルコン9』が初めて打ち上げられたのが2010年。その後、多くの失敗を繰り返しながら『ファルコン9』は徐々に精度を高めていき、2023年現在…このとんでもなくすごい技術は当たり前になりつつある。

使い捨てだったエンジンは自動的に地上に戻り再利用され、低コストでロケットが打ち上がる。

ほんの十数年前まで思ってもいなかったことが、いま現実になっている。

ここ数年、宇宙開発に限らずAIなど様々な技術開発のスピードが加速している。まさに時代の過渡期に私たちは立ち会っている。

このような時代に運良く生きていることを嬉しく思いつつ、自分が生きている間にどんな世界に変化していくのか?
とても楽しみだ。


土曜日の21時ごろ更新予定。

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