エリア拡大と共に同時に5人中4人が辞めるという危機的状況
ヘルパーリンクの重大発表まで
「あと2日」
「エリア拡大と共に同時に5人中4人が辞めるという危機的状況」編
ヘルパーリンクのサービス開始から2年が経ち、スタッフの人数も徐々に増えてきていた2021年3月頃、千葉市内での認知度も高まり、僕一人ではさすがに大変になってきました。
その頃、登録サポーターも500名を超え、中には社内の業務を手伝ってくれる人が出てき始めました。電話対応や新しい利用者さんの打ち合わせ訪問、営業活動など、僕を含め5人体制になり、さあいよいよ新しいエリア「船橋市に進出!」
千葉市での実績を生かして、船橋市でも開始早々大躍進を期待し、事務所探しやスタッフ探しも順調に進んでいたので、成功を確信していました。しかし、現実はそんな都合良くはいきません。なんと、千葉市のスタッフを含め、5人中4人のスタッフが、エリア拡大早々、辞めてしまったんです。
その時は、突然5人でやっていた仕事を僕1人でやることになってしまったこともあり、スタッフが辞めてしまう理由なんて考える余裕はありませんでした。しかし、あとになって考えると、現場の声も聞かず、思ったことは全てその日のうちにやらければ気が済まず、このペースや僕に振り回されることにスタッフはついてこれないことも多々あったのだと思います。
そうは言っても、そこで立ち止まっている時間はありません。事務作業、営業、人が入れないところの訪問、利用者さんとの打ち合わせ、全て1人でこなし、今考えると、そんな状況なのになんで僕はこの仕事を辞めようと思わなかったんでしょうか?
そこには、今まで僕たちのサービスを利用して本当に喜んでくれていた利用者さんや、現場で本当に楽しそうに働いてくれているサポーターさんの存在があったからだと思います。このご時世、業務の効率化や生産性などに重きを置いてしまうことが多いですが、本来の仕事は「やってて楽しくて、心が充実するようなこと」であるべきだと思います。
そして忘れてはならないのが、やったことに対してちゃんと報酬がもらえるということです。お金を気にしなくて良い人生を過ごせる人はごく一部で、僕を含め毎月生活していくために稼いでいかなければいけません。
ヘルパーリンクのユニークなところは、サービス自体が一見ボランティアのように見えても、そこには適正な報酬が設定されていて、関わることで仕事になるという点です。サービスを長く続けていくためには、提供者も、利用者も、どちらにとっても喜んでもらえる仕組みが必要だったんです。この仕組みを高齢化社会が爆速で進む中、早く日本中に広げたい、その思いが大変な状況の僕を突き動かしてくれていました。
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ヘルパーリンクの重大発表まで
あと2日
次回は、「何をやってもうまくいかない停滞期を乗り越えたインスタグラム戦略」編です!
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