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創業から3年の物語

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2019年にヘルパーリンクを創業してから3年間の波乱万丈、創業物語を今日から7日間にわたって、投稿していきます!
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#高齢者

旅する介護保険外サービス

気がつけば、自分の力が誰かの役に立つのが嬉しくてたまらなくなってました。それを「制限なく」「自分のできることで」「どんなところでも」やってみたい。 もともと僕は大学を卒業してしばらく、国内外を旅しながら生活している時期がありました。旅の楽しさはなんといっても「出会い」 日本国内外、旅の中での出会いは、一種の運命的なものを感じ、その時はいつも「何かをしてもらってばかり」でしたが、このヘルパーリンクに旅を掛け合わせると、いますごくワクワクするんです。 僕がやりたいのは「日本

保険外サービスの相談を受け続ける毎日、解決できない課題

昨日の発表から一夜開け、ありがたいことにたくさんの方から「がんばれメッセージ」いただいています!「いいね♡」してもらえるだけでもありがたいのに、コメントやDMをもらえるとほんと励みになります。 ここ3年、ひたすらに利用者さんの依頼を受け続けてきて、ありとあらゆることに対応してきました。家事や介護はもちろんのこと、ゴミ屋敷の掃除や犬の散歩、葬式の代理出席や確定申告の手伝い、ただ一緒にいてほしい、遠くから見守ってほしいなど。。。 日程的にどうしても対応できない案件が年に数件だ

全国展開に向けて動きだします!

さて、ひっぱりにひっぱった「新しい挑戦ネタ」ですが、ようやく公開できる日になりましたので、じゃじゃーーーん!っということで 2019年に立ち上げたヘルパーリンク、いよいよ全国展開に向けて動き出します。 1.現状と今後の予定 ここ3年間蓄積してきた介護保険外サービスのノウハウは、ものすごく価値あるものになり、それと同時に「高齢者にとって本当に必要なサービスって?」を考え続けてきてようやく出来上がった「理想の形」 インスタグラムやSNSで発信するようになってからというもの

エリア拡大と共に同時に5人中4人が辞めるという危機的状況

ヘルパーリンクの重大発表まで 「あと2日」「エリア拡大と共に同時に5人中4人が辞めるという危機的状況」編 ヘルパーリンクのサービス開始から2年が経ち、スタッフの人数も徐々に増えてきていた2021年3月頃、千葉市内での認知度も高まり、僕一人ではさすがに大変になってきました。 その頃、登録サポーターも500名を超え、中には社内の業務を手伝ってくれる人が出てき始めました。電話対応や新しい利用者さんの打ち合わせ訪問、営業活動など、僕を含め5人体制になり、さあいよいよ新しいエリア「

千葉市で大躍進!ヘルパーリンクが表彰される

ヘルパーリンクの重大発表まで 「あと3日」======== 「千葉市で大躍進!ヘルパーリンクが表彰される」編 徐々に地域に浸透してきたヘルパーリンクのサービスですが、本音のところは「世の中に必要なサービスのはずなのにどうしてもっとたくさんの人に使ってもらえないんだろう?」と感じ始めていました。 そんな時、千葉市で開かれていたビジネスコンテスト「ベンチャーカップCHIBA」の存在が耳に入ってきました。 創業まもない時期でしたし、一番最初に目についたのは「賞金50万円」

これが僕らが目指す理想の形!ご近所さんみんなで見送った元海軍おじーちゃん

ヘルパーリンクの重大発表まで 「あと4日」======== 「これが僕らが目指す理想の形!ご近所さんみんなで見送った元海軍おじーちゃん」編 サービスが始まって初めての夏を迎えた頃のことでした。地域包括センターのケアマネさんから来た1本の依頼電話が、のちに僕たちが「ヘルパーリンクをやる理由」を決定づけるものになりました。 元々海軍にいた98歳のおじーちゃんは、病気の奥様が入院し、家族が車で1時間ほど離れたところに住んでいましたが、しばらく一人暮らしをされていました。しかし

記念すべき”伝説の”利用者第1号編

ヘルパーリンクの重大発表まで 「あと5日」今日は「記念すべき”伝説の”利用者第1号」編 創業から2ヶ月が過ぎた2019年6月頃、一本の連絡が入りました。「サービスについて詳しく聞きたいんですが・・・」 ヘルパーリンクの事業所がある地区を担当している行政の「生活支援コーディネーターさん」からの連絡でした。 その方は生活支援コーディネーター制度の立ち上げ期から活躍されていて、たまたま僕と同郷出身という共通点もあり、ヘルパーリンクの事業をすごく理解してくださり、ケアマネジャーや

創業後に直面した理想と現実の違い編

ヘルパーリンクの重大発表まで 「あと6日」======== 今日の話は「創業後に直面した理想と現実の違い編」 2019年4月にこのヘルパーリンクを創業し、実際にサービスが始まったのはそこから3ヶ月後の7月のことでした。 当初、実は僕たちがサービスを提供しようと思っていたのは、介護施設で暮らしていたり通っている高齢の方を想定していました。っというのも、介護施設では人手不足が理由で、入居している高齢者は自由に外に出れなかったり、施設の中でしか行動が許されていない場合があり、

「立ち上げの苦労話編」

ヘルパーリンクの重大発表まで あと7日僕の中では、このヘルパーリンクというサービスの完成図は頭の中に出来上がっていました。事業の開始までにいろんな人の話を聞き、調べ、これからの時代には「マッチングサービス」が主流になっていくこと、高齢者人口は増えサービスの担い手は不足していくこと、これらのことは確信していました。 それに加え、他の人よりもコミュニケーション能力が非常に高いので、持ち前の営業力で日本全国にこのサービスを普及させていく自信があったので、逆に僕に足りない部分を補っ

創業のきっかけ編

ヘルパーリンクの重大発表まで あと7日その初日の投稿は「創業のきっかけ編」 2019年に地域の住民が担い手となって、高齢者のお手伝いが仕事なるマッチングサービス、「通称:ヘルパーリンク」が始まって3年が経ちました。 事業開始直前まで僕は毎月半分はフィリピンにいて「こんな状態でどうやって事業をやっていくんだ!」という何とも不思議な時期でしたが、今思えば、日本にいなくても成り立つような仕組みでやらざるを得ない環境が、日常的に作られていたことに、今となっては感謝しています。