8/8 オンライントークイベント⑥ @横浜シネマ ジャック&ベティ、開催しました!
先週に引き続きまして、猛暑の中、今週もシネマ・ジャック&ベティさんとのコラボ・オンライントークイベントを開催しました。6回目となった今回はメキシコ映画『グッド・ワイフ』を配給するミモザフィルムズの村田敦子代表が登壇しました。劇場にて、オンラインにてご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!
先ずは上映が終わったばかりの『グッド・ワイフ』について、配給の経緯などを伺っていきました。「映像のセンスと音楽の使い方が良かったのと、何より映画の中に出てくる80年代っぽさに郷愁があり、グッときました。グッときたときには最初の5分くらいで『この映画を買おう!』と思うのですが、この映画もそうでした。オープニングから鷲掴みにされたというか。メキシコの富裕層の奥様たちが経済破綻によって変わっていくさまをリアルに描いていますが、奥様同士のマウンティングだったり、今の日本でも受けるのではないかと思いました」。
創立9年目を迎えるミモザフィルムズ配給作品の殆どを上映しているという梶原支配人からのミモザフィルムズの印象は「信頼している配給会社でありますし、『ホームレス ニューヨークと寝た男』の主演俳優マーク・レイさんに劇場にお越し頂いて、お客さまとの交流会を行なったのが印象的です。ミモザフィルムズさんのFacebook等を見ていると、来日時の監督さんや俳優さんの姿を見受けられるので、信頼関係を築いているのではと思いましたが、いかがでしょうか」と質問されました。それに対して、「基本的には監督や俳優を来日させる方針でやっています。実際の制作者や出演者の生の声を聞けることで映画の理解が深まりますし、興味を持って頂けると思いますが、実際は私がそういうことをするのが好き、というが大きいです(笑)」と答えられました。
村田さんから梶原支配人に「どういうポイントで上映作品を決めているのか?」といった質問がありましたが、「劇場のプログラムとしてはどの週も偏りがなく、幅広いお客様に来て頂けるようにしています。東京のミニシアターのイイトコどりと言って頂いているように、色んなミニシアターで上映していた作品が、当館では1日で続けて観ることができるようなプログラムになっています。作品はお客様の感想を伺ったり、コミュニケーションを取りながら、どういう作品が喜んで頂けるかなと考えて決めています」とのことでした。
その後、劇場からの質問を受けたところ、『グッド・ワイフ』のシーンについての質問と合わせて、ミモザフィルムズに求人のお問い合わせもありました(「有難いお申し出ですが、このコロナ禍の状況では先が見えないので、今のところ求人の募集はしていないです」とのことでした)。またチャットにて、劇場をどのように決めているのか、日本特有のミニシアターの流れ、共同配給の経緯などについてもご質問を頂き、30年前と今のミニシアター上映の違いや配給会社の経済的な事情などを混じえて答えられました。
今回は一部、劇場からの声が篭って聞こえづらいとのご指摘があり、申し訳ありませんでしたが、「独立系配給会社の女社長はみんな梶原さんのファンです!」と言われて、フェイスシールド越しに照れ気味な梶原支配人の姿が微笑ましい回ともなりました。たくさんのご質問を頂き、ありがとうございました!
次回は来週末15日(土)17:10〜、シンカのスージュン代表が登壇されます。
こちらもふるってご参加ください!
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