指輪物語TRPG『霧の星』第5回
はじめに
基本ルールブック付属のシナリオをLM(ロアマスター)として遊んでいます。
メンバーはスターターセット付属のシナリオを遊んだ面子でそのまま遊んでいます。
オンセツールはFVTT、ボイスはDiscordを使用しています。
ネタバレを含みますので、今後プレイヤーとして遊ぶ予定のある方は自己責任で閲覧してください。
前回の冒険はこちら
物語
カンパニーは注意深く塔を探索していく。
長年風雨にさらされているにも関わらず未だ堅固な外壁は、かつて栄華を誇ったヌーメノール人の技術力の高さを表していた。
だが、1000年前から放棄されているこの遺跡には、特に注意を引くものがなかった。
やがて塔の頂上までやってきたカンパニー。そこで一行が目にしたのは、ぼろぼろの玉座に座ったミイラ化したかつての殿と、彼の頭に打ちつけられた冠にはめ込まれた青く輝く宝石だった。
一行が、星の光の輝きを放つ宝石に近づいたその時、輝く鎧に身を包んだ金髪のヌーメノール人の貴婦人が現れた。
彼女は赤い瞳に怒りを宿し、一行に襲い掛かる。
これ以上戦えば癒すことのできない傷を負いかねないと判断したカンパニーは、この地にかけられた呪いを解くことに挑戦する。
一行はあらゆる手段を用いて殿の冠を外すことに成功した。すると貴婦人は穏やかに微笑み、霧散していった。そう、呪いは解かれたのだ!
心に傷を負ったカンパニーは、宝石を手にしてブリー村へ帰ることを決断する。水浸しの部屋まで戻り外へ出ようとした矢先、彼らの前に立ちふさがったのは山賊の一団だった。
自分たちより何倍もの数を相手に死を覚悟した一行のもとに現れたのは、度々皆が目撃していたドワーフだった。
彼の助けにより山賊の一味から逃れ、今なお地下深くに現存するドワーフの都市へ向かうことに。どうやら別の出口があるようだ。
その出口まで向かうには、ドワーフの都市を通らねばならない。そのためには彼らの長を説得する必要がある。
カンパニーは女王との面会を果たし、見事説得することに成功した。
その後ドワーフの案内の元、無事に地上に戻り、その足で一路ブリー村へ向かう。
道中、サルンの浅瀬では、ハルラスとハルバラド率いる北方の野伏たちが、遺跡の山賊団を討伐するため慌ただしく戦の準備をしていた。
一行は安堵に包まれながら、ブリー村へ帰還したのだった。
これにて中つ国第三記2965年春の冒険譚は幕を閉じる。
今後の彼らの活躍やいかに――
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