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子どもの失敗を責めるのは、PKの失敗を責めているのと同じ

PKの失敗を責め立てて
「お前がPKを失敗したせいで
日本が負けたー!!!」

なんて言う人
私は本当に嫌いだ。(突然の嫌いな人紹介)

冷静に考えて、そんなこといちいち言語化して負けた理由を説明されなくても、本人達は分かってる。(と思う)
PKに失敗したことも、それで結果的に負けたことも。
素人だって分かるようなこと、本人たちが1番分かってる、どう考えても。

なのに、それをわざわざ言葉にして発する人って悲しいよねぇと思う。


日本中がサッカーで盛り上がったここ数日。
リアルタイムでは観られなかった私が語るのは本当に恐れ多いのだけれど、暗いニュースばかりが流れる日々に、サッカーの話題で日本全体が盛り上がること自体、本当に素晴らしい時間だったと思う。

私はサッカーの知識は皆無。
サッカーとの接触点と言えば、息子が幼稚園の頃に数年間サッカーに通っていた程度。
にわかファンとも言えないレベル。

こんな私がサッカーを語ってはいけないと分かってはいるのだけど(何度も予防線を張りまくる)それでも、ここで取り上げるには理由がある。

PKの失敗を責めたらダメ!
だと分かっているにも関わらず、同じようなことを子育てや日常生活の中でやってしまいがちなんじゃないか?
と思ったから。

子どもの失敗は日常茶飯事。
まずはこぼす系。
お茶、牛乳、豆乳、ジュース、味噌汁など。
汁物の方が厄介なので、汁物ばかりを挙げたが、取り挙げる程でもないご飯やお菓子の固形物もよくこぼす。

そして、おトイレ失敗問題。
間に合わなかったおもらし。就寝時気づかぬうちのおもらし。
まだいけると思ったのに、我慢を過信したおもらし。
「トイレは?」「大丈夫!」という会話をしたのにも関わらず、なんならそんな会話をした時こそすぐに訪れる尿意とおもらし。

あとは、、何があるかな。
危ないよ!と言ったのに
高いところから飛び降りて怪我。
走って転んで怪我。

そんな持ち方してたら落とすよ!と言われたのにそんな持ち方して落として無くした帽子は数知れず。
そんな歩き方してたら汚れるよ!と言われたのに、そんな歩き方をしていて派手に汚し破けた服。
指を入れないで!と言ったのに、指を入れて大きくなった靴下の穴。
鼻には入れないで!と言ったのに、入れてしまって出て来なくなった木の実。

なんだろう、うちの子だけなのか?
書いていて不安になってきた。
誰も共感してないかもしれない。引かれているかもしれない。
もし、引いていたとしても、もうしばらく付き合ってほしいです。すみませんが、よろしくお願いします。

話は大幅にそれたけど、、

子どもの失敗なんて日常茶飯事。
そんな失敗を私達親は怒って、責めてしまってはいないだろうか。
胸に手を当て考えたい。
私は、気を抜くと、、、
めちゃくちゃ怒ってる、責めてる!!!

もーーーう!なんでこぼすのー!
もーーーーーう!なんで今ーーー!?
だから言ったやろーー!
だからさっきトイレ行っといた方がいいんちゃう?って言ったのにーー!!

なんで木の実なんて、鼻の穴入れるねん!
普通に考えたら分かるやろーーーーー!!!!!


などなど。
ああ、恥ずかしい。


自分で自分をフォローするけど、毎回キレ散らかす訳ではない。
なんなら最近は、だーーいぶ減ってきた。
でも、以前の私はキレる、怒る、責める方法しか知らなかったのだと思う。
だから、唯一の方法「相手を怒り責める」という技一本でやらしてもろてました。押忍。


自分が焦っていたり、不安を感じていたりすると
イライラが先に出てきたりする。
怒る方が簡単だから。
だから、怒って相手を責め立てる。

でも、これってPKの失敗を責めることと本当に同じだと思う。
きっと失敗した本人が1番分かってる。
分かっているだけじゃなく胸も痛めてるかもしれない。

子ども本人が1番

こぼしたくないし
漏らしたくないし
怪我したくないし
無くしたくない

はず。

個人差はあっても本人なりに
「あ〜やってしまったな〜」
なんて感じてるんじゃないかと思う。

なのに、それに追い討ちをかけるように
「お前が失敗したんだ!」
「お前が悪いんだ!」
と1番近くの存在から言われ続ける恐怖。

そりゃあ、やる気も失う。
もう一生失敗しませんよ。
失敗しない為に挑戦もしませんよ。
大きな挑戦なんて絶対にしない。
だって失敗したら、大きな失敗になるから。

って感じちゃっても仕方ないんじゃないかと思う。

失敗を許さない環境は心の成長をも制限してしまう。
なんだか、これって家庭の問題のようで、社会の問題とも似てるよね。
失敗を許せない大人が多いということは、すごく恐ろしいことなんじゃなかろうか。

着地地点が、想像以上にゾクっとする内容になってしまったので、鼻の穴に入った木の実がその後どうなったかをお話ししておくことにする。

万博公園に落ちていた小さくて赤い木の実。
その木の実は長女が3歳の頃、彼女の鼻の穴ピッタリのサイズだった。
これまでそんな不思議な行為をしたことがなかった彼女なのに、その日はおもむろに鼻の穴に実を入れた。
気が付いた時には、それはそれは奥深くまで木の実は進んでいて、私も慌てふためき、ちょうど催し物が開催されていたお洒落なお店のお洒落なお姉さんにティッシュをもらった記憶がある。

クシャン!!!!

と大くしゃみをしたと同時に、木の実が出てきて、事なきを得た。
(そしてその数年後、今度は末っ子が小石を鼻の穴に詰め込んで救急病院に走ったこともある。その時には小石は鼻の中に見当たらず、レントゲンをとってもどこにも石が見当たらない神隠しにあったこともある)


何が起きるか分からない#子どもがいる暮らし。
予期せぬことが起きたり
もうーーーーーーー!!!!
と言いたくなることもほぼ毎日起きる。

でも、今回のサッカーで学んだことを
日常生活に落とし込めるとするならば

失敗を責めない!

ということじゃないだろうか。


失敗を周りに責められても伸びない。
伸びたくないとすら思ってしまうかもしれない。
私は、失敗に寛大なお母さんになりたい。


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︎ ✸ #𝐏𝐨𝐝𝐜𝐚𝐬𝐭 
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