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冗談

4th Full Album「swing in the dark」からの先行配信シングル「冗談」リリースになりました!

今年1月の記事。
酔ってたのか、いま読むと恥ずかしい感じの内容ですが、笑
このときにできた曲が「冗談」という曲でした。

「本質」がどうこう、、などと書いていますが、「やりたいこと」以前に曲として「芯を食うこと」ができた実感があって、興奮しながら↑の記事を書いた気がします。
1月にワンマンが延期になったタイミングで、春先に出す曲をつくる過程で生まれた曲です。
時々、歌詞の大枠も曲とほぼ同時にできることがありますが、この曲もそうでした。
一気にデモもその日のうちにつくって、次の配信シングルとして出す曲の候補のひとつに入れました。

結局、このタイミングでは「spring kiss」が選ばれて、3月に配信リリースになりましたが、「冗談」という曲のことも信用していたので、次のアルバムに入れたいな〜と思っていました。

最初のデモは、その当時やりたかったリズムに乗せて、もう少しゆったりとした8ビートぽいアレンジでした。
そこから、ふとこの曲を引っ張り出しては2回くらいアレンジを変えて、いまのハウスぽいリズムパターンに行き着いて、これだ!と思いました。
つくりなおしたデモをみんなに共有したところ好評で、無事アルバム収録が決まりました。

歌詞は、この前のワンマンで1曲目にやった「長い夜」と僕の中では地続きです。
素直な気持ちを素直に書きました。

spring kiss同様、この曲もすべてのパートを僕の作業部屋で完結しています(歌だけ、Studio KiKiでミズキちゃんに録ってもらいました。贅沢!)。
アレンジは、メンバーに集まってもらいビート、リズムの音色から共同作業でつくりました。
いちばん面白いのは、スネアの音。実は、打ち込みの音と、つのけんのボイスパーカッションをマイクで録った音が同時に鳴っています。笑
ギターは計3パート、ひとつが僕で、残り2つはたかしです(そのうちひとつはほぼギターとして聴こえないような音になっています)。
シンセもかなりいろんな音を細かく組み立てていますが、これまであまり使ってなかった環境音ぽいソフトシンセを多用していて、少しクラシカルで北欧ぽい空気感を目指しました。
イントロには、僕の声をPolyverseのManipulatorというプラグインで加工した声が入っています。
最終的にDAWで完結したトラックたちを、Endhits中村さんに渡して、ディテールの細やかなMIXをしていただきました。

ティーザーは、つのけんが先陣を切りつくってくれました。初監督!
楽曲の持つムードがしっかり伝わると思います。

歳を重ねることは、知ることが増えることでもあり、
知ることが増えることで、純粋な気持ちをなくしてしまわないか、時々自分でも気にしてるんですが、
こういう曲が生まれるたびに、大丈夫だな、変わらない自分のまま音楽に向き合えてるんだなと、再確認しています。

この曲は僕の素直な価値観、思想、生活感の切れ端です。
ぜひ、触れてください!

皆さんのお気持ちをぜひよろしくお願いします!いただいたサポートは今後の音楽活動費とさせていただきます。