見出し画像

新潟しもまちの曲を制作中です

こんばんは。
春らしい気候になり、今朝は浮かれて1時間も散歩をしてしまいました。
今年はまだ花粉を感じていませんでしたが、今日から俄かに鼻がムズムズし始めました。また今年も薬にお世話になろうと思います。
今夜からは低気圧が接近、気圧も急降下中みたいです。昨夜の地震もびっくりでしたね…どうかご自愛ください。

さて、昨年11月から、新潟市のしもまちというエリアのプロジェクト「はじめて、しもまち。」の一環として、しもまちを題材にした曲を制作中です。

そもそも新潟は、MUSIC DROPというイベンターの平田英治さんに声をかけてもらい、2012年頃からバンドで行くようになりました。
余談といえば余談ですが、僕が2010年までやっていたlightshipというバンドのドラムは、新潟にいま住んでいます。これもまた、僕にとっては新潟にご縁を感じるひとつの要素です。
特に近年、僕は表舞台に立ちながら、音楽業界の裏側としての役回りにも色々興味を持ち始めていて、そういう点でも平田さんとは色んな話をするようになったこともあって、更に繋がりが濃くなった気がしていました。
そんな流れもあり、去年僕のラジオREMEMBERSにゲスト出演していただいたときに、このしもまちプロジェクトの話になり、成り行きで僕も1曲つくらせていただくことに。
自分のバンドのための作曲以外にも、景色を音楽にしたり、誰かが歌う曲をつくったり、そういうことは常にどんどんやりたいので、勢いで「僕も曲かきたいす!」と言ったのでした笑

ただ、「しもまち」へは一度も行ったことがありませんでした。
11月、幸いしもまちでのイベントに歌いに行かせていただく機会を得て、その際にはじめてしもまちを散策し、その風景に触れました。
しもまちは、歴史ある港町で、静かな街並みの中に古くからある建物がいくつも残っているのですが、同時に新たなクリエイティブなお店や建物もそこに入り混じっていて、心地のよい空気感でした。

曲にするからには、この街にしかないものを閉じ込めたいと思い、限られた時間の中で歩いてまわったのですが、何か特別なもの、というよりも、長い年月の重みと、港から吹く風の匂いと、そして新潟らしい天候と、、その2日ほどで感じたものは、そんなささやかなものでした。
それらをありったけ吸い込み、東京に戻って2週間ほど、色んなイメージを膨らませました。
着想のスタート地点は、バスターミナルに降り立って、川向かいからはじめて目にした港町しもまちの風景で、そのときに浮かんだひとつの旋律とリズムパターンから、曲を広げていきました。
その日はあいにくの雨でしたが、その風情もまた新潟らしく、大いに曲のインスピレーションとなりました。
日が暮れて街の灯りが傘の雨粒に反射しているのが、とても綺麗でした。

2週間ほどで、曲の全体像が見えてきました。
エモーショナルなメロディーになりすぎたような気がしていましたが、歌詞にとあるストーリーが乗ったことで、全ての歯車が合わさった気がしました。

その後、提出したデモも好評で、アレンジを詰め、先週からいよいよ歌のレコーディングが始まりました。
新潟のSSWでありエンジニアもこなす原生真くんに、zoomを繋ぎながら歌を録ってもらうというやんちゃな方法です笑
はじめから決めていたんですが、自分じゃなく新潟のシンガーに歌ってもらおうと思い、今回2人の新潟のシンガーに歌ってもらっています。
その2人の歌声を想像しながら曲自体つくっていたんですが、いざレコーディングしてみたら、予想以上のハマり方…これは…やってしまった…優勝だ…
素敵なシンガー2人です。
明日からはMIXを徐々に進めていきます。

まったく所縁のない人間が、一体どんな曲がつくれるのだろうと思いましたが、「はじめて、しもまち。」のコンセプト通り、初めて訪れたことで感じられた情緒を、かたちにできたかなと思います。
こういった楽曲づくりは、普段とは違う自分のインスピレーションを刺激してくれるので、とっってもやり甲斐があります。

きっと近いうちにどこかでその曲をお披露目できるかな。新潟のみなさんも、そうでないみなさんにもぜひ聴いていただけたらと思ってます。

↑夜にそびえるみなとぴあ(しもまちエリアの名所博物館)。

皆さんのお気持ちをぜひよろしくお願いします!いただいたサポートは今後の音楽活動費とさせていただきます。