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ねえ、面倒くさがってるだけよね?そういうのは、助けませんin ジンバブエ

今日も14時間の停電、
「No electricity, no work!(電気なしで働くなんて!)」なんて言って
授業を放棄しようとする先生ら。


発電機を繋ぐようスタッフに声がけ、生徒に50mはあるであろう延長コードを運ばせ、教室へ電気調達。プロジェクターなどと、諸々をしゃがみこんで繋ぐ。
この一手間、私がいなければ、先生たちは、やらない。(というか、「発電機繋いでっていくら学校にお願いしても繋いでもらえなかった」というが。本当のところはわからない。お願いさえしてないんじゃないかな。)

面倒くさいけど、私はグラフィックデザインを教えるために、電気が必要。なければ日本に帰るぞってくらい、必要。そういうわけで、電気を教室に繋いでもらうことに校長に話をつけている。

教室に電気をつなぐ一手間。これが、私がいる間に当たり前にやる流れになってくれるといいな、それまでは私がやるしかないかなと思っている。

ただ、だんだんわかってきたこと。
「ジンバブエ人、面倒くさがり屋が多い?!」ということ。
そういう場合は助けなくていいかなという見解。
「こうすれば便利なのに」という、創意工夫は日本人的発想なのかもしれない。

オフィスの合鍵を持ってなくて入れない同僚の一人
→合鍵作成代は出るのに、1年たっても作らないで、誰かが鍵を開けてくれるのを3-4時間待っている

オフィスの合鍵を持ってなくて入れない同僚の一人
同僚に連絡する電話代が無いから「代わりにかけて」
→本当にお金が無いんだと思う もしくは面倒くさいか

「コピー用紙ちょうだい」「赤ぺん貸して」
貧乏だから持ってないというより、学校の倉庫へ行ってもらってくるのが面倒くさいだけである。持ってないと言い、断る。

しまいには、「プロジェクターの電源入れて」なんてのもある。
→プロジェクターは盗難防止の為に天井に鉄格子で固定されていて、リモコンの電池は無いという状態。高いところに乗るのが怖いから、私に登らせて電源を入れて欲しいというもの。
さすがにカチンときて、「私はプロジェクターのスイッチ入れる為に、ここにいるんじゃ無いよ。自分で入れな」と伝える。
最近はこっそりリモコンの電池を自分で新しいものに変えておいたけど、
きっと電池が切れても、ずーっと切れたままリモコンを使うんだろうなあ。

番外編
アフリカ布で服のオーダーをする
→通常一週間で出来上がるが、停電が多い為、最近は時間がかかっている。
1ヶ月たっても仕上がってこない。
停電だけが理由じゃ無い。面倒くさがり、スローペースなのである。
服を頼み、布も渡してあって、布の一部を使いたくて布を取りに行くと
裁断さえしていないということも!(裁断ぐらい停電でもできるでしょうよ)
まあそういう時は、「いいわ、他の人に頼むしー」と他の人の存在をチラつかせる。

結論
「あ、この人面倒くさがってるだけだな」と感じた時は、助けない。

私も面倒くさがり屋なもので。


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