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世にも面倒くさいジンバブエのお金の話。支払いに6種類の方法があるって、この国だけなんじゃ、、、。

ジンバブエに来る予定の方から、時々質問をいただくことがあったので、お金について書いてみることにしました。
説明が難しいのですが、、一言で言うと「複雑、めんどくさすぎ!」です。

現状

USドルとジンバブエドルが主に使用されてきたジンバブエですが、現在外貨の使用が禁止されています(2019.6月より)。
お店側もお客側も、どちらも罰せられる可能性があります。
ただし、ジンバブエの一部の観光地(ヴィクトリアフォールズなど)や各地のホテルなどでは、外国人向けに外貨の使用が認められています。
ただそれはすごく曖昧で、実際は多くのお店が、現地通貨ジンバブエドル(RTGS、またはボンドノートとも呼ばれる)を店頭に掲げておきながら、聞いてみると、USドルの値段も用意していることが多いです。
しかし、この国はガソリンや食べ物、電気など大半を輸入に頼っているので、外貨が大量に必要。USドルと等価だった現地通貨ジンバブエドルの価値はどんどん下がり、物価はロケットのように上がっていっています。
例えば、2019年3月に8rtgsだったタクシー代に、2020年1月は70rtgs払っています。

毎日レートをチェック!



USドル:ジンバブエドルのレートは
毎日、ジンバブエ中央銀行から発表されています。→RBZ HP
本日は、USドル:ジンバブエドルが1:16-17ぐらいです。
ブラックマーケットでは、現金だと1:17、電子マネーだと1:21-23ぐらいと言われています。(2020.1.22現在)かつて、1:1だった時代があるなんて信じられません。

それでは、お買い物の支払い方法を紹介します。

1.電子マネー


通信会社ECONETの電話番号があれば開設できる、エコキャッシュアカウント。「#151*1*相手の番号*金額#」で買い物ができる。
銀行や両替所から送金可能。

メリット:
◆RTGSを大量に持ち歩かなくて済む
◆国民のほとんどが使用しているので、市場などでも使える場所が多い。

デメリット:
◇入力が面倒くさい
◇ネットワークが悪い時は使えない(2019年12月は一ヶ月不調だった)
エコキャッシュ価格がある
乗り合いタクシーなら「現金なら5、エコキャッシュなら7.5」という風に通常より高く設定される
◇個人情報の流出。店の人から勝手に番号を見て私にナンパ連絡がきたことがある!
◇ダブルペイしたり、ミスした後やり直しができない。店頭にいく必要がある。

2.テキストキャッシュ



2019年6月以降、外貨の使用が禁止され、各地に両替所「ビロードチェンジ」ができ、そこで外貨からジンバブエドルに両替ができ、このカードは無料で作れ、入れてもらうことができます。
レートは中央銀行のものに近いです。スーパーや車用品の店の中にあったりして、少しだけレートがいいところがあったりもします。

メリット:
◆RTGSを大量に持ち歩かなくて済む
◆エコキャッシュが使えない時、これを持っていると便利
◆スーパーなど使う場所が限られる

デメリット:
◇停電の時は使えない店もあり
◇ビロードチェンジが空いてる時にお金を入れておかなくてはいけない。
17時に閉まったり、日曜やってないところも。
◇レートが店によって微妙に違う

3.クレジットカード,ATM

スーパーやホテルなどで使えます。使えないところもあるかも。
(ATMについて)
ジンバブエのATM使用はおすすめしません。
使っている人は見たこと無いし、私も使ったことはありません。現金が入ってない可能性や停電が多いからです。カードが吸い込まれることや、路上で取引を見られることなど防犯のことも考えるとやめたほうがいいです。

メリット:
◆RTGSを大量に持ち歩かなくて済む
◆エコキャッシュや現金を持ってない時、便利
デメリット:
◇スーパーやホテルなど使う場所が限られる
◇USドルとRTGSの値段にかなり差があるので、絶対にUSドルの価格でカードを切ってもらわないと、大損する(中央銀行の正規レートで引き落とされます)

4.銀行カード(RTGS)

ジンバブエの銀行の口座を持っていたら、これでスワイプして買い物ができます。

メリット:
◆RTGSを大量に持ち歩かなくて済む
◆エコキャッシュが使えない時、これを持っていると便利
◆スーパーなど使う場所が限られる

デメリット:
◇停電の時は使えない店もあり
◇銀行の空いている時間に、行列に並び、USドルを渡す手間、手数料などがかかる

5.現金(RTGS)


最近(2019.10-2020.1現在)はほとんど使わないです。銀行に並んでも一週間あたりにもらえる現金の額は限られています。銀行の口座を持ってないとダメです。観光客の人はゲットするのは難しいと思います。

メリット:
◆満員の乗り合いタクシー内では便利。
スマホを出して電子マネー支払いは面倒なので。
◆市場、タクシー、長距離バスは、現金を欲しがるので現金価格が電子マネーより安くなる

デメリット:
◇価格が暴落しているので、大量の札束(2ドル、5ドルの単位しか無い)を常に持ち運ぶ手間がある
◇手に入れにくい
◇紙幣が汚くてボロボロ

6.現金(USドル)



何はなくともUSドル。強いです。どんなにRTGSの価値が変わっても、USドルの価値は変わりません。

メリット:
◆店によってレートが違うのでお得に買い物できる場合がある
1:10,1:14.1:28など本当にレートが様々。特に病院などはUSが強い。
◆ホテルで使える

デメリット:
◇お釣りを相手が持っていないことがある
◇金持ちに見られる
◇支払う時は周りの状況に気を配らなくてはいけない

いろいろあるけど、普段の買い物は何使ってるの?

普段の買い物はこんな感じです。
私が気にしているポイントとしては、
1.金持ちっぽく見えない汚くて小さい財布を使うこと
2.防犯のために、財布を分けてお金を持つこと。
(危ない目にあったことはありませんが、USドルを持っているところをあまり見られないようにしたほうがいいです。)



ジンバブエに来られる方へアドバイス


とりあえず、大量のUS1ドル、5ドル札、10ドル札があるといいです。ホテルなどでもお釣りを十分に持ってないことが多いです。
お釣りを持っていたとしても、見たこと無いくらい最強に汚い真っ黒なUS1ドル札が返ってくることも日常茶飯事です。
タクシー運転手は、ガソリンのためにUSドルを欲しがります。

支払いに現金USドルが使えるかどうかは、電話やメールで聞いても返答を濁すところもあります。実際行ってみないと、その店のレートを教えてくれないこともしょっちゅうです。
常に電卓を叩きながら、損することの無いように!


ブラックマーケット(外国人だと路上でいろんな両替商に話しかけられる)での両替は、偽札が混じっていたり、禁固刑10年のリスクがあり大変リスキーですので、ご注意ください。

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