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さてせっかくのこの時間、何をしようか。challenge3:「長編のミシェル・オバマの本をやっぱり読み終えたい」

時差ぼけがやっと直った。というか直した。
特にこのご時世に滅入ってるわけでは無いのだけど、私は私の人生を諦めたく無いのだ。
午前中は、「やらなくてはいけないこと」(SIMや銀行のことなど事務的なこと)をこなし
午後からはたっぷり「毎日のchallenge」に充てることにした。

初日のchallenge1で読み終わらなかった本をやっぱり読み終えたい。
それが今日のchallengeだ。

本は、ミシェル・オバマの伝記「マイ・ストーリー」
一昨日、少し読み始めてあったものの、結局2457/8906ページしか到達しなかった。

この長編の本、読みきってみるのもいいんじゃ無いかなあ。
このホテル缶詰生活(ロンドン経由のフライトで帰国したため)、浅く広くよりも、狭く深く潜ってみるのもすごく試したい気がした

私よ、集中するのだよ、一つのことに。

昼ごはんを食べ、私は読み始めた。眠くならないように20-30分でタイマーを鳴らし、時々休憩を入れた。それでもやはり眠くなってきたら、立ってウロウロ歩き回りながら。そのあとは、浴槽にお風呂に浸かりながら。
そして、壁に腰から足を持ち上げてストレッチをしながら。

そう、今日はchallengeを完了した。

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この本は、涙なしには読めなかった。
インタビューから文字起こしをしてこの本はできているらしいのだけど、その細かな描写には周りの人たちへの愛情が感じられて、泣きながら読んだ。

スラム街で育った少女は、ハーバード大学を出て、一流の弁護士になり、つにはファーストレディになった。
彼女は政治家になりたいわけじゃなかったけど、アメリカ国民とつながるためにあらゆる努力をした。弱いものを絶対に見捨てなかった。
特に世界中の女性の自立を応援し、彼女たちの強さに希望を感じ、涙を流していた。
彼女がホワイトハウスに作った畑は、肥満が深刻なアメリカに、子供達と行った食育のプロジェクトで革命を起こした。
今トランプ大統領は、畑をどうしたのだろう。

この本には、様々なアフリカの話が出てくる。
南アフリカでの、マンデラ大統領との面会。
ガーナの「帰らずの門」。
ルーサーキング牧師。
オバマ元大統領の父のルーツであるケニアのいろんな村のこと。
ボツワナ、ナイジェリア。

興味深いなと思ったのは、アフリカ系アメリカ人というのは、何かしら自分のルーツであるアフリカ大陸に想いを馳せるらしいのだけど、彼女はケニアに行ってみたけどこれっぽっちも自分のルーツが見つからなかったらしい。

死の怖さ、人の痛みを知っているからこそ
自分を最大限生かして生を全うしている、素晴らしい女性。
自分の立場を活かし、できることを全てやる。
特にファッションの話も興味深い。
保守的なブランドではなく若いデザイナーの服を着て、食育の大切さを説けば、お説教にならないでしょ?というのがミシェル流。意外性や遊び心を取り入れ、若手デザイナーをサポートする。

感想はうまく書けないのだけど、国際協力でアフリカに関わる人は読むと面白いかなと思う。
あと、人生計画と全く違う未来に飛び込む勇気がすごい。もちろん葛藤もある。人生どうしようか考えてる人には結構背中押してくれる。
あとはいかに、アメリカという国が複雑か。銃社会の恐ろしさ。
天気予報でいい天気だと知れば、憂鬱になる人がいる。
天気がいいとギャングがうろつき銃に打たれるかも知れないリスクが上がるから、天気がいい日は家にいるとか。
アフリカ系アメリカ黒人のアメリカでの生きづらさというものを生々しく知識を得た。
本の中で「テレビを二時間消そう!(勉強し、少しでもいい仕事を得てこの白人絶対主義の中で這い上がろう)」という、黒人の挫折感を撲滅するための活動をする友人の話が出てくるのだけど、そのハングリー精神には驚いた。(ジンバブエではそういうの感じたことがないから)

勉強にもなるこの本。大切なものを守り、人生をいかに全うするか。
そんな気迫に包まれた。




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