大好きな人のこと

所謂ブラコンとは違うかも知れないけれども、私には兄がいて、彼を心から尊敬している、し、とてつもない嫉妬にまみれた情でみている。出来上がっているからだ。

産まれてこのかた万年厨二病の私と違って彼は土台がある。知識量や他人を慮る精神においても安定したものがある。僕はまだまだ人を傷つけてしまう青二才でしかない。

先だって書いた文章をアップしたのちに彼もまた現状に対する文を認めて彼なりに発信していた。私のぼんやりとした輪郭がちゃんと根拠だって描かれた読み物にふさわしいものだった。

芥川賞や直木賞を目指すより遠く、頂に見えるあの人に近付ける日は来るのだろうか。唯々遠く思える憧れである。悔しい、と思う気持ちだけがあの人を追い掛けさせる。対等になりたい。

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