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試行錯誤・失敗・小さな成功体験を

NPO法人ハロハロラボ代表理事小川です。
X(旧ツイッター)やInstagramでの投稿の手軽さでnoteから遠のいてしまい、連続投稿の記録が途絶え、さらに遠のいてしまっていました(笑)

今日は先日耳にした「今の子は無気力だし、苦手な事に取り組まない」という言葉を受けて、思ったことを綴りたいと思います。

私はそうではないのでは?と思っています。そもそも子ども達はいつの時代も変わらず、好奇心旺盛でとにかくやってみて、色んなことを遊びにする才能に長けていると思っています。ただ、それをさせてもらえる環境がとても少なくなってきてしまっているのが現代なのだろうなと。

今の子ども達はとてもお行儀がよく、失敗をしないような環境におかれているのでは?と。

少子化や効率を求める社会が、お行儀よく、きれいで、大人にとって都合の良い子ども像を強いているような気がします。

泥んこになって遊ぶ、虫を捕まえる、時間に制限なく遊ぶ、色んなおもちゃを出しっぱなしにして遊ぶ、公園で大声を出す、水たまりに入ってみる、誰かが遊んでいる物を横取りする、ゲームでずるをする、それらを子ども同士でなんらかおとしどころを付ける

一人っ子やコロナ禍で上記のことはなかなかできなくなってしまっているのだろうと実感しています。

乳幼児の遊び時代から、行儀よくを求められ、たとえばおもちゃを出しっぱなしに次の遊びをすることさえ、許してもらえない環境が実際にあるなと、児童館等で感じます。他のお友達の迷惑になるから一つずつ遊びましょう、一つの遊びが区切りをつけ片づけてから次の遊びをしましょう、お友達が遊んでいる場合は静かに見守って終わるまで待ちましょう。それを放置する保護者は子どもをみていない親だと、周りに迷惑をかける親だと思われていしまうという行儀良さを子どもにも大人にも無言で求められているような気がします。



子どもたちには、試行錯誤、失敗し、小さな成功体験をたくさん積ませてあげたいです。それがきっと、子ども達自身が自分のことを大切に思い、自分の人生を切り開いていく糧となると思うのです。

オンラインでも対面でも、色んな人と関わって、多様な価値観に触れて、自分はどういうことが好きでどういうことが嫌いかがわかって、やりたいことが楽しく取り組めるように。

失敗は、痛いし、辛いし、恥ずかしいし、心がひりひりして、逃げ出したくなるし、自分のことが嫌いになったりと、嫌な気持ちになるものです。でもさ、失敗しない人間なんていないのだから、たくさん失敗して試行錯誤してそれでも生きていくしかなくてだからこそ日々を楽しめたらと思うのです。

子ども達を真ん中に、そんなことをしながら日々楽しく過ごしていきたいです。


よろしければサポートをお願いします!子ども達のオンラインでの楽しい学びと遊びの場づくりに使用させていただきます!コロナ禍制限の多い中頑張っている子ども達にサポートいただけると大変ありがたいです。