ブランデーが好きになる

『ブランデー戦記』一度聞いたら忘れられない印象的なバンド名 初めてこのバンドを知ったのはSNSをいつものように時間を潰すように見ていた深夜。
『私に足りないのは人生経験とあと何かしら』
純文学のような書き出しに合わせて艶のある声が重なる。僕がブランデー戦記を好きになるには十分すぎる1小節だった。そのあと、今日に至るまで数えきれないほど曲を聴いたし、いろいろな人に薦め続けた。ブランデー戦記には言葉にしにくい魅力があり中毒性がある。いつかライブに行きたいと思っていたところ、ついに地元ライブハウスにくることを知った。他のバンドの対バンツアーの1組の扱いだったけど。見せつけてくれると信じてた。  

そして、今日。
対バンツアーに参加したブランデー戦記を見ることができた。ライブハウスは対バン相手の影響もあってか高校生、大学生中心の僕にとっては完全アウェーで肩身の狭い感じ。ブランデー戦記が何組目かもわからずスタートすると1組目は別のバンド。このバンド目当てのお客さんも多く会場は盛り上がる。何処か不安になった。ブラ戦大丈夫かな?この客層に刺さるかな?信じていないわけじゃないけど不安になった。これまでブラ戦を薦めてきた時に、いい評判ばかりだったけど、それはもともと、僕と音楽の好みが似てる人だったからかもと考えもした。あ、あとそう言えば、曲は全部知ってるけど、ブラ戦の3人の顔わかんないや…って言う前代未聞の天然を発揮してしまい少しだけライブ中に笑えてきた。

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