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ブランデーが好きになる

『ブランデー戦記』一度聞いたら忘れられない印象的なバンド名 初めてこのバンドを知ったのはSNSをいつものように時間を潰すように見ていた深夜。 『私に足りないのは人生経験とあと何かしら』 純文学のような書き出しに合わせて艶のある声が重なる。僕がブランデー戦記を好きになるには十分すぎる1小節だった。そのあと、今日に至るまで数えきれないほど曲を聴いたし、いろいろな人に薦め続けた。ブランデー戦記には言葉にしにくい魅力があり中毒性がある。いつかライブに行きたいと思っていたところ、ついに

    • 誰があなたを責められるのか

      みんな清廉潔白でなんの罪も犯していないのが普通なのかな?法律に反しているかどうかなんて一つの基準でしかないし、それを犯さない事は何も正しいわけではなくないかな? たまたま、本当にたまたま、そこに居合わせなかったりだけなんだよ。 腕に止まった蚊を叩いて潰したように、 誰も傷つける気はなくて、罪の気もない。 それでもそのラインを越えてしまった時だけ人を責めたてる。いったい誰がなんのために。 誰の得になるのだろうか。

      • 母と女

        私が幼いころ、母はいわゆる“母親”ではなかった。私を産んだ後も女性を捨てなかった。私はそれが本当に嫌だったし、“母親”らしさとはなんなのかわからないままだった。 妻は子供を産んですぐに“母親”になった。 身なりを気にしなくなりいつまでもボロボロの靴を履き化粧もしなくなった。 僕にはそれが耐えられなかった。そして変化をした自分の考えを受け入れる事ができなかった…

        • 君がサヨナラ言えたって僕らはサヨナラ言えるのかな

          小林由依卒業コンサート2日間 楽しみだけどそんな日は来てほしくないと 矛盾だらけの毎日を過ごしていた。 始まるまでは一瞬だった。 一曲目 ジャマイカビールのイントロが流れたときの会場の反応は悲鳴に近かった。 一曲目から小林由依の全力を見ることができる。ここから始まるライブがどんなものになるのか想像すら出来なかった。 藤吉のビジュアルと雰囲気は今までで1番と言っていいほど出来上がっていたし遠藤の緊張もとてつもないものだと思うがその迫力に完全にやられてしまった。今までジャマ

        ブランデーが好きになる

          この先

          今までの人生で何回赤信号で止まっただろう。 ほんの少しの間の信号待ち。あの赤信号がいつも青だったなら今の僕はもう少し先に行けていたのだろうか。 信号で止まるたびに、この横断歩道を渡れていた自分を想像する。少しだけ先にいく自分に追いつくのは簡単なようだが、しばらくするとどこにいったのか見失ってしまう。追いついたと勘違いしているだけだった。

          この先