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プリピのストーリー #2. ふたりの出会い

"なんで...なんでいつも振られちゃうんだろう..."

木の下から聞こえる誰かの泣き声で目が覚めた。木の上で休んでたらあらゆる話が全部聞こえるけど、鼻がつまった声でぶつぶつ言ってるのを聞いたらなぜか話かけたくなった。

"なぜ泣いてるのかい?"

何のつもりなのか、私はあの子に聞いた。

"また恋人に振られたの!大好きなのに、なんで僕はうまく恋愛できないんだ...?!"

この子は私の質問に何気なく答える途中、びっくりしたせいか頭を急にあげた。

"恋愛問題?"

この子はなんでもないようにまた聞いた。毛の上に涙の跡が鮮やかに残ってる顔がちょっと面白かった。.私がさしでがましかったけど、この子の声につまされたんだ。

「秋にみんないなくなった時、私もあんな声で泣いたのかな..なんでまた一人ぼっちにならなきゃダメなのって。」

忘れたと思ってた記憶が思い出した。友達の色あせた後ろ姿が頭をよぎた。おセンチになった私はまた声をかけた。

“タロットを学んでみたらどう?君に解決策を教えてくれるはずだよ。”

私は気まぐれな気分でタロットの話をした。その時の私とこの子が似たように感じたせいかも。

何百年も一緒だった木から落ちたその日、私は自分の運命を開くためにタロットを学んだ。タロットは私の理想的な未来だけでなく、過去をみる新しい見方も教えてくれた。だから凄くハマっちゃった。 その後私は運命学の学校に入学し専門的にタロットを勉強して、今のタロットマスターになったのだ。
泣いてる姿を見てたらこの子もタロットを学んだら絶対役に立つと私は直感した。私の登場にこの子は未だに驚いてる状態だ。可愛いな、少し笑いながらその頭の上に舞い降りた。 

"タ..ロットですか..?"

ちゃんと敬語を使う純粋なところが気に入った。私はこのピュアな子を弟子として育てる決心をした。この子と一緒なら絶対楽しくなりそう。ちょっと寂しかった私の人生にも幸せがやってくるかもしれない。

"そう、タロットを学ぶと人の気持ちがもっとわかるんだよ。どう?私が教えてあげる。"

落ち込んでた顔が一気に幸せそうになった。タロットに癒された過去の自分をまた思い出した。今は他の人を慰めてる自分はちょっと成長したと思った。

"それで、名前は何?"
"私ですか?"

声も先とは違くて希望を感じられた。結構長生きしてきたけど、このようなラマは初めてだ。こんなに感情に素直な子がいるんだ...これからの一緒の生活が楽しみでドキドキし始めた。まるで、私がこの世に生まれたあの年みたいに。

"ラママと申します、師匠!"

すでに師匠と呼ぶラママを見て結構嬉しくなった。これからよろしくね、ラママ!

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