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本来の自分とは

最近、自分の考えがよくわからない。
本来の自分の意に反することばかりしているような気がしている。

やっぱり私は大人しく生きていきたいタイプなんだと思う。人間関係は狭く深く、目立つことはせず気心の知れた人たちと楽しいことをして過ごしたい。仕事で何か成果をあげたいとも思わないし、バリバリ働いて昇進したいとも思わない。

なのに、仕事は営業職を選んで、苦手な車の運転もしなければならない。成績や顧客対応なども求められる。本当に、これは私がやりたかったことなのだろうか。しかも、地元から遠く離れてまで。

正直、住む場所なんてどこでもいい。問題はそこではない。仮に仕事を辞めるとした場合、ここに住み続けてまで新しい仕事を探すのかどうか。今すぐ辞めるわけでもないけど、何となく1年後はこの仕事やってないだろうなあとぼんやり思っている。じゃあ、時間がもったいないからいつ辞めてもいいのではないかと思う。

元々仕事がそこまで好きじゃない。同じ仕事を長く続けられるタイプでもない。新卒から9年働いた会社はなぜ続けられたのかというと、せっかく金融機関に入ったから定年まで続けなきゃ、みたいな変なプライドがあって根性が続く限り働くことができた。でも、一度辞めてしまえば転職のハードルは下がる。


知り合いで転職を5回ぐらいしている人がいる。年齢が少し上ではあるけど、ちょっとうらやましいと思う。地元の友達にもそれぐらい仕事を変えている人がいる。悪く言えば仕事が続かないのかもしれないけど、働いてみないと環境なんてわからないし、それに気付いて見切りをつけることは潔くていいことだと思う。

私の周り(といっても家が近いということではなくたまに連絡したりする同年代の友達)はみんな同じ職場で働き続けている人が多い。だから自分だけが転職回数を重ねてしまうことに劣等感を感じているのである。


ここで、本来の自分はというと、繰り返しになるけど仕事をバリバリしたいタイプではなく、やりたいことを追い求めても嫌になったら諦めてしまいたくなる。

もっと「諦めてもいい」「仕事なんていつ変えてもいい」という気持ちになって、自分を苦しめずに生きていきたい。人の考えは変わるものだから。その時々で希望に合うものだって変わる。だったら、自分に正直になってみてもいいのかなと思う。

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