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2023年初登山 安達太良山で「ほんとの空」を見た

はじめまして。

写真が趣味で登山を始めたが、自分の経験や体験を備忘録的な形で残したいと思いnoteを始めてみようと思う。

今年で登山3年生。日本百名山をメインに登山をしているが、今年に入りようやく1回目。

午前8時20分 登山スタート

安達太良山奥岳登山口 冬季はスキー場になっている

昨日から初夏を通り越して猛暑で、東北地方も例外なく30度超えの陽気であった。
朝8時20分頃登山口へ。平日ということもあり登山客は少なそうだ。
今日は安達太良山とその奥、鉄山まで行きたいと思う。途中までロープウェイを利用し、山頂駅からスタートするといった具合だ。


あだたら山ロープウェイで山麓駅から山頂駅まで 大人片道1,200円
標高差391.05メートルを約5~10分程度で結ぶ

ほんとの空

山頂駅を降りると登山道が始まる。5分ほどで薬師岳へ。

薬師岳 標高1,322m
記念碑

「この上の空がほんとの空です」という記念碑がある。

これは高村光太郎の「智恵子抄」で智恵子が言った言葉だ。

「東京には空がない。ほんとの空が見たい。
阿多多羅山の上の青い空がほんとの空だ」

高村光太郎の「智恵子抄」

なるほどこの景色が恋しくなるのが分かる。
この言葉のとおり晴れた雲一つない青空が広がっていた。

安達太良山山頂へ

薬師岳を後に、「ほんとの空」へ近づいていく。
しばらくは木道で整備された道が続く。
自分の背丈ほどの植物をかき分けながら徐々に山頂へと向かう。
木道が終わると足元はごつごつした岩の階段へと変わり、
このあたりから山は登山者を拒み始めるのが分かる。

猛暑が容赦なく体力を奪う。適宜、体が欲する量の水分を摂る。
気の利いた水筒があればと後悔するくらいにはペットボトルの水はぬるく今日の暑さを痛感させた。

しばらくは整備された木道を進む
30分ほど行くと本格的な登りに
雪渓を慎重に渡る

雪渓を渡り終えると山は森林限界を迎え、景色が開けてくる。
山頂まではあと少しだろうか。

9時40分 登頂

登山開始から1時間。
目指していた頂が見えた。
ここまで来ると山肌が露出し、山を撫でた風が硫黄の匂いを運んで吹いてくる。温泉地であることがよく分かった。
岩やはしごを使い、よじ登るようにして山頂へ。

登り終えると安達太良山1,700mと書かれた記念票。
三角点に触れて登頂成功。

山頂は強風で何度も帽子を飛ばされそうになった。景色は360°望むことができた。
ほかに登山客は見当たらない。
達成感を味わいながら一人だけの山頂を楽しんだ。

安達太良山山頂
ここまでくればあと少し
日本百名山 安達太良山 標高1,700m

ここからは2つ目のピーク「鉄山」へ向かう。
長くなりすぎたので以降後半へ


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