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Equality(平等)、Equity(公平)、Fairness(公正)について

◆ 公平公正ってよく聞くけどもさ

いつしか自分の中で「公平公正ってなんなん?」と疑問に思う日々が増えた。

キッカケは色々あるし、ある意味どうでも良いので述べないが、2019年1月のツイートを元に、今でも考え続けていることを書き付けておこうと思う。(時々考えが深まるたびに編集していく予定だ。)

「公平公正って一体なんなん?意味あるん?」と考えた時にたくさん検索した。

その中でも平等、公平、公正については、この説明が一番わかりやすいんじゃないかな。と思った、ある会社さんの記事がある。

「公平」と「公正」、そして「平等」| i-PLAT

中身は皆さんの目で確認していただくとしてワタシなりに考えたことを書いてみよう。

平等であることは公平であることを意味しないし、公平であることは公正であることを意味しない。

しかし公正であろうとしなければ平等も公平もなし得ず、平等の概念を理解できなければ公平は実現し得ない。

のではないか?

◆ 平等と公平の違いに関するそこそこ知られた絵

平等と公平の違いはこの絵にあるようにわかりやすい。

Equality(平等)は状況がどうあれ実現される待遇の量は同一である。しかしその質が同一であることを必ずしも保証しない。

Equity(公平)は状況に応じて実現される待遇の量は変わるが質は同一になるよう配分されている。

しかし、公正はどうか?
この公正を捉えるのに随分苦労した。

先のリンク内の例えを使えば、まず、公平とはこうなる。

全く同じ仕事、全く同じ仕事量。
1人が早く終わった。
でもその1人は時間が短いからといって減給されない。仕事の質も量も同程度を保ったから。
だから、みんな同じ日給。

◆ そして公正とはFairnessのこと

実は上の絵は色々に改変されたり付け加えられたりしていて、またEquityにはFairness同様の意味をも持つことから混乱しやすい。フェアネスの捉え方、考え方は様々だが、概ね下記が共通の絶対条件だとワタシは考えることにした。

「どういう事項について評価されるのか」という基準について、事前に関係者全員に明示しておくこと。そしてその条件を評価の与え手も受け手も了解しておくこと。つまり「後出しジャンケンはしない」ということ。

公正の理解として間違っているだろうか?

この例えに当てはめれば、

全く同じ仕事、全く同じ仕事量。1人が早く終わったとしても、みんな同じ日給を支払うと予め全員に周知されている状態。

これが公正ではないかな?

そして公正はそれ自体が契約的性質を帯びている以上、その約束は果たされなければならない。

実は公平と公正の違いについてほとんどの人はわかってないし、突き詰めて考えたこともないから、色々とごちゃごちゃになってるんじゃないかなって世の中を見ていて思うのだった。

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