見出し画像

【TIMES】2024年6月6日 21時38分 皐月の新月/仲夏

【TIMES】2024年6月6日 21時38分 皐月の新月/仲夏

地球暦が朔弦望の「皐月の新月」をお知らせします。
*   *   *
旧暦では5番目の新月。
夏本番、仲夏の月はどんな1ヶ月になるでしょうか。

北半球は夏至に向かい日照時間は増え、冬至に比べて全国平均5時間以上も昼が長くなっていますが、10日入梅を機に、実際の日照量は少なくなっています。月不見月(つきみずづき)というくらい晴れ間のない季節、植物たちは一雨ごとに大地に根を張り地下部の成長が活発になります。

PHOTO ACクリエーターRazz5thさん


これから暑い夏(小暑・大暑)を前に、植物たちも足もとを固め、梅雨が明けると地上部が一気に成長します。

陽気の働き(増長・拡大)が最大になる6月21日の夏至を目安に、満ちる月に合わせて夏の旬感に乗っていきましょう。

次の満月は6月22日です。

PHOTO ACクリエーター:you_san_さん

皐月新月から皐月満月までの時空間情報 

2024.06.06 皐月 新月21:38
2024.06.07
2024.06.08
2024.06.09
2024.06.10 入梅18:33 皐月五_端午の節句 水星と天王星の結び
2024.06.11 水星と木星の結び 火星と海王星の結び
2024.06.12
2024.06.13
2024.06.14 皐月 上弦14:18
2024.06.15 水星と地球の開き
2024.06.16 水星と金星の結び
2024.06.17
2024.06.18
2024.06.19
2024.06.20
2024.06.21 夏至5:51 水星と冥王星の開き
2024.06.22 皐月 満月10:08

PHOTO ACクリエーター アタゴールさん

まもなく夏至

2024年6月21日5時51分に夏至を迎えます。
夏至は一年で太陽が最も空高いところまで昇り、一年の中で昼の時間が最も長くなる日です。 しかし、夏至の日が昼の長さが一番長いからといって、日の出時刻が最も早く、日の入り時刻が最も遅くなるわけではありません。

じつは、日の出が最も早いのは夏至の一週間ほど前で、一年の中で最も日の出が早い時期となります。一方、日の入りが最も遅くなるのは夏至の一週間ほど後となっています。
夏至はあくまで、昼間の長さ(日の出から日の入りまで)が最も長い日のことなのです。 これは、地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の軸が傾いていることや、太陽のまわりを回る軌道(公転軌道)が真円形でないことなどが理由です。
日の出が最も早い日と日の入りが最も遅い日は、南へ行くほど差が大きくなり、沖縄付近では10日ほどずれますが、北海道付近では5日ほどしかずれません。ただ、一日で数秒の差なので、実際に私達が変化を感じることは難しそうです。
今年の6月前半の気温は平年並みか低く、後半になると全国的に平年より高めとなる予想になっています。6月中旬以降は梅雨入りしている所が多くなるため、かなり蒸し暑く感じられそうです。ただ、朝早い時間はまだそれほど暑さを感じず、過ごしやすい時期でもあります。夜が明けるのが最も早くなるこの頃、少し早起きをして身の回りのことをいつもより少し早い時間から進めてみるのはいかがでしょうか。
 (梅雨入り・梅雨明け情報【2024】 - ウェザーニュース

PHOTO:FREE

ちなみに、日照時間の差はどのくらいでしょうか。日本各地の場所によって、ずいぶんと変わるようです。

2024年の夏至と冬至の日の出・日の入りの時間


夏至と冬至の日の出、日の入り時間を比べてみると、どのくらい差があるのかがわかります。ここでは、札幌、東京、大阪、福岡の2024年の夏至と冬至の日の出・日の入りの予測時間を紹介します。
札幌
札幌では夏至の日の日の出は3時55分と、ほかの地域に比べてとても早いのが特徴です。しかし、冬至になると日の出は7時3分となり、約3時間以上も遅くなります。
夏至:日の出03:55 日の入り19:18
冬至:日の出07:03 日の入り16:03
東京
東京は、夏至と冬至で日の出時間が2時間20分、日の入り時間が2時間30分程度違います。夏至の日照時間は14時間30分程度、冬至の日照時間は9時間45分程度ですから、夏至のほうが約5時間も日が出ている時間が長いのです。
夏至:日の出4:25 日の入り19:00
冬至:日の出6:46 日の入り16:31
大阪
西に位置するにつれ、日の出時間、日の入り時間が遅くなっていきます。ですが、東京と大阪で比べると、夏至でも冬至でも、日照時間にさほど変わりがないことがわかります。
夏至:日の出04:45 日の入り19:14
冬至:日の出07:01 日の入り16:51
福岡
福岡は、札幌と比べると、夏至の日の出時間は約1時間も違います。ですが、日の入り時間はさほど変わりがありません。よって、福岡の夏至の日照時間は札幌よりも短いのが特徴的です。
夏至:日の出05:08 日の入り19:32
冬至:日の出07:18 日の入り17:14

夏至と冬至の日照時間の差は5時間くらい

さまざまな地域の夏至と冬至の日照時間を見てもわかるとおり、場所によって夏至と冬至の日照時間は異なります。それもふまえ、全国の平均的な日照時間を見てみましょう。
夏至:14時間50分程度
冬至:9時間45分程度
ですので、夏至と冬至の日照時間の差は5時間程度もあるようです。驚きですね。(参照:Hugukum
(参照:【2024年の夏至と冬至の日の出・日の入り時間・日照時間】夏至と冬至の違いを簡単に説明! - 神社・寺 御朱印めぐり.COM)

月が火星に接近(2024年6月)

今月は晴れの日が少ないので星空観察には不向きなシーズン。目立った天文現象はありませんが、曇り空でも月と惑星が近づくのを楽しんでみましょう。3日未明から明け方は新月に向かって細くなっている月が火星と大接近し、28日未明から明け方は土星と大接近します。20日の夕方には月がさそり座のアンタレスに大接近して隠す現象も見られます。夜空では引き続きかんむり座Tの新星爆発が注目されています。

月が火星に接近(2024年6月) | 国立天文台(NAOJ)
2024年6月の星空 - アストロアーツ
東京の星空・カレンダー・惑星(2024年6月) | 国立天文台(NAOJ)

🌎地球暦イベント情報🌎

【特別対談】大森由久 (麻栽培農家) ✕ 杉山開知 (地球暦考案者)

『年があらたまるとはどういうことか』
〜年神様と依代について〜

□ 日時 : 2024年6月15日(土)
開場 12時〜
開演 13時半〜16時半
懇親会 16時半〜17時半頃まで
懇親会ご参加希望の方はお持ち寄り歓迎!

早めに来て麻畑を見ながらお弁当をお召し上がり下さい。

□ 金額 : 1万円(資料代・お弁当・麻のお土産代込み / 当日現金)

□ 申込 : フォームよりご記入ください。

https://forms.gle/ZH4GLvQxx82ziovE9

□ 場所 : 野州麻紙工房 https://yashuasa.com/               □ 住所 : 栃木県鹿沼市下永野600-1

※電車でお越しの方は、JR栃木駅・東武線栃木駅北口からタクシー約30分(¥9000円〜1万円)。声を掛け乗り合いで来られるとお得です。例 : 4人割@¥2500円前後

※諸事情にてやむを得ず中止の場合はご容赦ください。
※取材関係者は事前に詳細をご連絡下さい。
※当日は麻畑に囲まれたギャラリー納屋にて麻グッズのお買い物もお楽しみ頂けます。

========================================

【対談に寄せて】

世界には様々な暦術が存在するが、信仰や宗教、祭祀や儀礼の形態よりも、とりわけ衣食住の違いに基づく影響が大きい。つまり“何を着て、食べて、暮らしてきたのか?”という生活スタイルが風土特有の「暦」をもたらしたと言える。

私が二十代に中南米を旅したとき、先住民の暦からは明らかに“とうもろこし”が主食になっていることを肌で感じたし、ヨーロッパの暦からは“羊とぶどう”の雰囲気が漂っていた。ひるがえって日本の暦を眺めてみれば、そこにあるのは“大麻と稲作”であり、それが日本の国体であると同時に、歴史の中で忘却まっ最中のミッシング・リンクである。

全国各地の氏神さまをはじめ、神社には御祭神の力が宿ったお神札(ふだ)があり、それは「大麻(おおぬさ)」と呼ばれている。また暦も神宮では「大麻曆(たいまれき)」として扱われてきた。つまり全国のご家庭の神棚や壁に祀られている“お神札と暦”は、その成り立ちも存在も「大麻」と同義であるという事実がある。

そして“お神札+暦=大麻セット”を、年神さまの依代をとして背負った修験者たちは、各地の山々を駆け回り、座元や講元へと直接それを頒布していた。そのネットワークは現代風に言えば、まさにガラパゴス化した神事の御師活(おしかつ)だったのであろう。これは宗教と言うよりも万物に宿る霊性を重んじてきた日本の自然崇拝が醸成された結果としての祭祀文化の基盤であった。

かくして明治の改暦を機に17万人いた山伏・修験者たちは生業を終え、観象授時のもと純国産の暦制作を担った天文・暦方も消滅した。そして戦後にかけて米と同様に作付けしていた3万人の大麻の生産農家もいまや20数軒と風前の灯火である。

ヨーロッパ式の数字を数えるだけのカレンダーと、日本式の祭り事を取り仕切る暦とは、文化的に大きな違いがある。その根本である“大麻と暦”とは、換言すれば天と地の理(ことわり)の素形であって、人知を超えた何かでもある。

だから『暦』という字は麻を冠しながらも、一画目の“点”を省き、人が一歩引いて“天”に大事を委ねているのではないかと私は思っている。

========================================

【プロフィール】

■杉山開知 Kaichi Sugiyama


太陽系時空間地図 地球暦 HELIO COMPASS
暦師 / 地球暦考案者 / 静岡市在住

2004年から本格的に古代の暦の伝承と天体を学び、2007年 太陽系を1兆分の1に縮尺した『太陽系時空間地図 』を考案し地球暦と名付ける。天文、農業、教育など多分野の研究者。日本暦学会会員

■大森由久 Yoshihisa Omori

麻栽培農家
栃木県鹿沼市出身、在住。江戸時代から続く麻栽培農家七代目。

麻に関する伝統文化、生活文化の継承と麻に関する産業の振興を目的に設立された一般社団法人「日本麻振興会」の代表理事。日本国内各地において過去10回の「麻フェスティバル」を開催。麻栽培の後継者の育成、麻の伝統工芸、加工業の開発など、古来より衣食住全てにおいて使われてきた麻を現代にアレンジしながら、人々の生活と麻のつながりを取り戻すための多岐にわたる取り組みを行なっている。

https://yashuasa.com/

https://www.instagram.com/yashuasa/

【Photo & Special Thanks】
神󠄀社󠄁本廳 神宮大麻の歴史 伊勢大大神楽之図https://www.jinjahoncho.or.jp/jingutaima/

APAN HEMP CREATION 400年続く野州麻
https://hemp-creation.jp/


*地球暦Website https://heliostera.com

*BASE地球暦SHOP https://heliostera.theshop.jp/

*note https://note.com/helio_compass/

*Twitter https://twitter.com/helio_compass

*Instagram https://www.instagram.com/helio_compass/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?