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手塚治虫先生に学ぶ!(日本のアニメ作り)

コピペして画像を加工する方法を覚えたヘイヨーさん。次なる段階に入ります。

たとえば、このようなイラストを描いたとして…

両手を消して、こういう絵を作ります。

このキャラをいっぱい貼りつけて、木に隠れている部分を消してやれば…

あ~ら不思議!木からサルの集団が顔を出しているようなイラストが完成!


さらに、両手を切り貼りして、「手を上げているサル」のイラストを作っておいて…

いっぱい貼りつければ…

こうなります!


応用を利かせてやれば…

こんなコトも!


ちなみに、この時に考えていたのは手塚治虫先生のアニメ作りの手法でした。

日本のアニメ黎明期れいめいきに、手塚治虫先生が「鉄腕アトム」を作っていた時、あまりにも作業量が膨大になったため、制作が間に合わなくなっちゃたんですね。

そこで手塚先生どうしたか?


同じ絵を使ったんです!


「アトムが地上からジェット噴射で飛び立つアニメーション」を作っておいて、背景だけ変えて使いまわした!

最初に「街でアトムが飛び立つアニメ」を作ったとしたら、背景を森に差し替えるだけで「森から飛び立つアニメ」に変えるコトができます。

空を飛んでるシーンも、人が会話してるシーンも、みんなこの技術が応用できます。


意外と視聴者は気づかないんですよ。よしんば気づいたとしてもいいんですよ。「制作が間に合わず放送できない」のに比べたら、「多少クオリティが下がったとしても完成させる」方が100倍マシなんです!

このテクニックのコトを「バンク」と呼びます。銀行(バンク)にお金を預けるがごとく、作った画像や映像を保存しておいて使いまわす技術!

現代でも「ロボットの合体シーン」や「魔法少女の変身シーン」などで利用されています。

海外のアニメ作りが「全てのカットを新規に作っていた」のに対し、日本のアニメ作りでは「バンクを多用した」んです。だから、短期間で安価に量産することができた。ひいては、多種多様なジャンルの作品を生み出した!


「バンクが日本のアニメを支えた」と言っても過言ではない!


そこで、ヘイヨーさんもバンクを多用して、効率的に絵本を制作していくコトに決めました。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。