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熱血番長の登場

青年には特殊能力「はてしない物語(ハンズ・オブ・ミダス)」が働いているので、自分の人生を「物語としておもしろくしよう!」とし過ぎるのでした。

「ハンズ・オブ・ミダス」は、究極の作家を目指すため、青年が自然発生的に身につけた力。「無限に物語を生み出せる」という特性を持っているのですが、逆に「人々を混乱させ、疲れ果てさせる」「人間関係をどんどん複雑にしていってしまう」というリスクもあります。

恋愛においてもフツーの恋愛では飽き足らず、何か「特殊な物語性」を求めてしまいます。たとえば、少女マンガやトレンディドラマのような。なので、せっかくの恋のチャンスを逃すことも多かったのです。

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話は変わって、母子寮でのボランティア。

昨年度(3月まで)は、あの人が中心となって母子寮のボランティアを支えていましたが、4月からはそうはいきません。彼女はフリースクールの先生となり、社会人として立派に働いているのですから。

以前に出てきた「美浜さん」を中心として、千葉県の短大から女性のボランティアが応援に駆けつけてくれていましたが、美浜さん以外は毎週来てくれるというわけではないので、結構不安定な状態にありました。

そこで、番長の登場です!


「番長」って誰かというと…豊島区ボランティア団体の会長!背の高い好青年で、非常に性格のいい男性でした。

「三国志」で言うなら関羽!戦闘力も高く、人柄もよく、確固たる信念を持っており、女の子にもモテモテ!カードゲームならば、間違いなくSSSの逸材!

のちに演劇「苦悩教室」で、主役を張る男です!その時の役が「熱血番長!」

青年が困っているのを見かねて、熱血番長は母子寮のボランティアにもよく来てくれていました。


番長と青年はプライベートでもよくつるんでいました。話をしてみると、趣味や考え方などが一致していたからです。

番長の基本的性格は「仲間想い!」自分を犠牲にしてでも、友人や困っている人たちを助けようとするところがありました。それでいて、可能な限り自分の幸せも満たそうとします。

対して青年の方は、特殊な部分はあるとはいえ、やはり自分を犠牲にしてでも周りの人たちに尽くそうとするタイプ(ただし、自己犠牲が行き過ぎて嫌になり、ある日突然姿をくらますというコトをよくやっていました)

実際につるんでみると、この2人の性格というのが実によくなじむのです。まるで、本物の兄弟のようにしっくりとくるのでした(ちなみに、番長の方が2歳ほど年上で兄貴分)


趣味の方はというと…

ナイスガイ!という見た目に反して、番長は意外とオタク趣味なところがありました。「ゲーム大好き!」「アニメ大好き!」みたいな人です。自分から好んで秋葉原なんかにもよく通っています。

ゲームセンターの格闘ゲームに強く、「仮面ライダー」「ガンダム」などのアニメ・特撮は大好物!特に、魂が震えるような熱い熱い作品を好んで見ているような人でした。

水木一郎アニキのライブにも毎年通っています。青年もよく駆り出されて、熱血声優ライブに連れて行かれたものです。

青年の方も根っこはオタク趣味の性格だったので、必然的に気が合い、竹馬の友がごとく一緒に行動するようになっていきました。

それでいてスポーツ万能!気はやさしくて力持ち!バンド経験者でギターをやっており、見た目もかっこよく、子供の頃には子役としてドラマだか映画だかにも出演したことがあるそう。

熱血番長は、人としても女性から見ても「理想の存在」みたいな人でした。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。