アニメ制作で一番改善するべき点はシナリオ・絵コンテなのではないか?

ヘイヨーさん、ラッシュルームっていう番組が大好きで。

これ、どういう番組かというと…

アニメ制作会社のサンジゲンが、毎週インターネット上に「アニメ制作に関する動画」をあげてくれているという。

「見てるだけで自然とアニメ制作やアニメ業界に詳しくなっていく」っていう神のような番組ですよ。


で、ヘイヨーさん、このラッシュルームを毎週欠かさず見て、ツイッターでウザイぐらいにコメントしまくってるんだけど。

作ってる人たちからすると「この人、なんなんだろう?」「なんで、こんないろいろ言ってくるんだろう?」と不思議に思ってるんじゃないかと。

だから、かなり迷惑かけてる!

でも、おそらく役に立つことも言ってる

なので、これからもよろしくお願いします!


話はそれてしまったんだけど。

今回は「アニメ制作の工程」の話ですよ。

アニメ業界の関係者から、とかく「時間がない!」「スケジュールがタイト過ぎる」「もっと時間にゆとりがあれば、もっといい作品が作れるのに…」という声をよく耳にします。

で、ラッシュルームでも言ってたんだけど…

「シナリオとか絵コンテは、遅れがちだ」と。

「シナリオや絵コンテは一番最初の部分なので、遅れちゃうとそこから先の作業をしている人たちが、全員迷惑をこうむる!」「結果的に、時間が無くなってクオリティも下がる」と、こういうわけですよ。

だったら、そこを厳守させたらいいんじゃないか

…っていう、単純な疑問が浮かんでくるわけです。


シナリオ書いてる人やコンテ切ってる人は、基本的に1話に1人ずつですよ(2人でやったり、手直しする人が入ったりすることもあるんだけど…)

ところが、アニメーションを担当してたり、エフェクトをつけたり、編集したりしてる人たちは何十人もいるわけです。

だったら、最初の2人にしめきりをキッチリ守ってもらって、残りの人たちにゆとりある作業をしてもらった方が得なのでは?

極端な話、「しめきり守らないんだったら、次から使わんぞ!」くらいの勢いで構わないんじゃないかと思うんですよね。


確かに、シナリオやコンテのクオリティって大事で。建築でいうところの設計図みたいなものになるので「いいモノに仕上げたい!」という気持ちはわかる!

「時間をかければ、よりよいモノになる!」って言うんだったら、そうさせてあげたい!

でも…

「時間内にクオリティの高いモノをあげてくる」

これがプロってものですよ。


あるいは、発想を転換させて…

「絵コンテがあがるまで、実作業に入らない」って方法もあります。

業界の常識をくつがえすかもしれないけれど…

脚本書いたり絵コンテ切ったりしてる人たちには充分に時間をあげて「好きなだけ時間をかけて、満足するものに仕上げなさい」と。

で、絵コンテが完成したらスケジュールを組み始める。

1クール12話のアニメならば、12話までのコンテが全部完成した時点でスケジュールを組み始めて、実作業に入ってもらう。

こういう極端な手もあります。

いずれにしても、「アニメ制作で一番改善するべき点はシナリオ・絵コンテなのではないか?」とヘイヨーさんは思うわけです。


noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。