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マラソンの語源を知ってるかい?

この前、「説教の語源」ってのをやったでしょ?

セッキョウ鳥が「セッキョー!セッキョー!」って鳴く話。

これ、ヘイヨーさんの中でヒットしたので、もう1度やります!ただし、今回はルールを変えて。

今から語る説の中に1つだけ本当のことを混ぜます。残りは全部嘘!

さて、嘘を見破り、どれが実話か見破れるかな?


マラソンの語源その1「山を登り下りした」

昔、中国に魔羅山(マラサン)という山があり、ふもとの農民たちが芝刈りに行ってたんですよ。それが凄くいい運動になったもので、年に一度お祭りが開かれて、魔羅山の頂上まで登り下りしてタイムを競ったんです。

これが「マラソン」の起源になったと言われています。


マラソンの語源その2「裸の人が走り続けた」

平安時代の話なんですけど。ちょうどその頃、飢饉が訪れて恐慌にみまわれたんですよ。つまり、みんな貧乏になっちゃった。で、食べるものもお金もないものだから、夜な夜な強盗が現れるようになっちゃったんです。

そんなある夜、平安京を裸の人が走る姿が目撃されました。それが、物凄く鍛えられた体だったんです。今でいうところの「マッチョマン」ですよ。

平安京では月の出てる夜に、たびたび裸の男が街中を走り回る姿が目撃されたそうです。で、検非違使(けびいし)って呼ばれる…今でいう警察官ですかね?その検非違使が裸人を逮捕しようとしたわけです。

ところが、検非違使が追いかけても追いかけても、裸人の方が足が速くて捕まらないんです。磨かれた体のように鍛えられていた裸の男なので「磨裸人」と呼ばれたんですけど。当時は「妖怪の一種じゃないか?」と言われてたくらいです。

その磨裸人があまりにも速かったもので、後に都を駆けまわるスポーツとして競技化したそうです。もちろん、服を着てですけどね。その際に、磨裸人がなまってマラソンになったっていう話です。


マラソンの語源その3「動物と競争した」

この世には馬騾(マラ)という生き物がいて。馬とロバのあいのこなんですけど…

馬騾は結構速いんですよ。でも、馬ほど速くはないので人間の足でもどうにか追いつける。足が速い人が一生懸命走ってギリギリ追いつける速さ!

その馬騾と人間が競争して走り続けたのがマラソンの由来と言われています。


マラソンの語源その4「戦争の勝利報告をした」

古代ギリシャの時代のお話なんですけど…

この時代、強大な力を持ってたのがペルシア王国だったんです。当時、ギリシャはギリシアって呼ばれてたんですけど。そのペルシア王国がギリシアに攻め込んでくるって噂が立ってたんです。

で、実際にペルシア軍がマラトンって地方に上陸して「さあ、大変!」ってことになっちゃった。ところが、ギリシア軍には有能な指揮官がいて、奇襲作戦でペルシア軍を撃退したんですよ!

その勝利の報告をマラトンから遠いアテナイまで走って伝えた兵士がいたんわけです。おかげで、アテナイ市民の士気も高揚した!つまり、マラトンが語源になってマラソンになったわけです。

ただし、報告した兵士は無理をして走り続けたせいで死亡したそうです。


マラソンの語源その5「宗教の修行の一環」

古代インドにマーラー教っていう宗教があったんですけど。ご存知かもしれませんが、インドの修行ってかなり厳しいんですよ。で、マーラー教の修行の1つに「ひたすら裸足で走り続ける」っていう修行があったんです。

この修業が後に「マラソン」に変化したと言われています。

ちなみに、マーラー教はやがてヒンドゥー教に吸収されて滅びることになるんですけどね。


マラソンの語源その6「博士の学説が由来」

マラソンは元々マーラー・スーン博士が提唱した「走ることは体に良い」っていう本に書かれている学説からきてるんですよ。で、博士の名前を取ってひたすら走り続ける競技のことを「マラソン」って言うようになったんですけど…

それに対して、サン・ポール博士「いや、走るのは心臓に負担をかけるのでよくない!ゆったりと景色でも見ながら歩いた方がよい」って論文を発表したのです。それが日本に入ってきた時に「散歩」っていう漢字をあてがわれたのです。


マラソンの語源:解答編

さて、どれだと思います?

1はどうですか?3も、もっともらしくないですか?

もしかしたら、この中には正解がない可能性もありますよ。つまり、最初に書かれた「今から語る説の中に1つだけ本当のことを混ぜます」が嘘だったって可能性です。

もう一度、よく読み直してから考えてみてくださいね。いいですか?

では、正解を発表しますよ。


実は…

4なんですね~!

マラソンの語源は「戦争の勝利報告をした」でした!

※ただし、ソースはWikipedia!
なので、Wikipediaが嘘をついていた時は、ヘイヨーさんの責任じゃありません!


みなさん楽しんでいただけたでしょうか?それじゃあ、また次回の「語源知ってるかい」シリーズでお会いしましょう!バハハ~イ!

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。