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「CASSHERN」(おすすめ映画)

さて、やってまいりました!今回のおすすめ映画!
その名も「CASSHERN」!!

もちろん、あの「新造人間キャシャーン」の映画です。
…とはいっても、アニメじゃないんですよ。実写にバリバリエフェクトをかけて、CG満載で作ったっていう。ま、半分アニメみたいなものです。

監督は前回の「GOEMON」に続いて紀里谷和明さん。ヘイヨーさん的には、むしろ「GOEMON」よりも「CASSHERN」の方をおすすめします!

ただし、ちょっと難しい映画になってるんですよ。内容もそうなんですけど、演出とかセリフを含めて「映像作品としての作り」が難しい!

なので、一筋縄ではいかないし、何度も見直さないとわからないようになっています。


…とはいえ、初回から全く意味がわからないとツマンナイでしょうから、1つだけポイントを伝えておきます。

実は、この映画って「永遠の命」をテーマにしてるんです。それも「他人の命を犠牲にして、自分の寿命を延ばすことができるとしたら、その技術を使うか?」ってのが主題なんです。

この1点さえ抑えておけば、物凄くわかりやすい映画に変身します!(逆をいえば、ここがわからないと、全くの意味不明になっちゃう)

とにかく、冒頭から説明が続き、ポンポンポンポン物凄いスピードでお話が進んでいくので、最初の5分で置いていかれたら、残り2時間20分近くをず~~~と苦痛を感じながら見続けるコトになっちゃいます。

ジェットコースターみたいに進んでいくので、置いてけぼりを食らわないコトが重要です!

そのためにも、先ほどお伝えしたポイントを押さえておきましょう!


舞台は未来世界で、公害によって多くの人たちが病気になっちゃってるんです。

そこに「新造細胞」ってのが登場します。この新造細胞を使えば、寿命を延ばすことができるんですね~

で、そこにはカラクリがあって、「そのカラクリを知ってまで、自分の寿命を延ばすかどうか?」で、いろんな人たちが葛藤していく物語です。ある人は「別にいいんじゃないの」って平気で使おうとするし、別のある人は「いや、そんなんダメだろう!」って全力で止めようとする。

その辺の争いがおもしろいわけです。


一応、「新造人間キャシャーン」を原作としているので、同じ名前のキャラクターは多数登場するんですけど、内容的には全くの別物と思ってもらって構いませんw

もっとも、原作のアニメ版があまりにもよくでき過ぎているので、まともに勝負しても劣化版になるだけなんですね~

なので、こんな風に全く別の作品として作り替えて、それでも傑作にしちゃうってのも1つの手なんです。そういう意味では、実に上手く試みが成功している作品だと思います。

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