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無敵の言葉 Please

さて、たいした英語力もないままアメリカに渡った青年ですが。この時点で、どのくらいの英語力があったかというと…

ほとんどゼロ!皆無!無きに等しい!ハッキリ言ってなめてました!

「Hello」と「Thank you」くらいしか言えない。今考えると「よくあのレベルで海外に行ったな…」って笑っちゃいます。いや、笑えない!ぞっとする!今だったら絶対に行かない!ほんと「無知ってのは幸せ」です!

入国審査の時は「さいとしーんぐ」の一言で乗り切ったし、ホテルは「 Check in please」と「Check out please」の2つのフレーズだけでどうにかなったのですが…他はやっぱり困るんですよ!

そこで、一緒に行ってた友人の竹ちゃんに便利なフレーズを教えてもらいます。

「This one please!(これ1つください)」

これが、無敵なんですよ!買い物する時にメニューとか商品を指さして「This one please!」って言うだけ。これで全部通じちゃう!

アメリカで一番使ったフレーズ「This one please!」かもしれないw

特に「please」が最強兵器なんですよ!何をするにもpleaseってつけとけば、とりあえずどうにかなる!きっと、相手は迷惑だったでしょうけど、「もうしょうがないな。コイツ英語わかんないみたいだし、どうにかしてやるか…」みたいな状況になるわけですw

なので、どんな言語であろうとも、一番最初はpleaseにあたる単語を覚えておくのをオススメします!

ドイツ語なら「Bitte(ビッテ)」

フランス語なら「S'il vous plaît(シルヴプレ)」

イタリア語なら「Per favore(ペルファボーレ)」

中国語なら「请(チン)」

…みたいな感じで。


これが、青年の編み出した外国語上達法でした。

一番最初に優先順位の高い順に10フレーズくらい覚えるんです。

「お願いします(Please)」「ありがとう(Thank you)」「すみません(Excuse me)」「ごめんなさい(Sorry)」「もう1度言ってください(Pardon ?)」「これいくらですか?(How much is this ?)」「トイレはどこですか?(Where is the restroom ?)」みたいな感じで。

ドイツ語だろうが中国語だろうが、どの言語でもこれに近い表現が必ずあるので、「使用頻度が高い順」に覚えていくんです。

学校の勉強法とか全部忘れていい!あんなのクソの役にも立たないので!戦場で生き残るためには実戦あるのみ!剣を振るい、銃を撃つのが最優先!

海外に行った時に絶対に使うのが「空港でのやり取り」「ホテルでのやり取り」「買い物」なんです。それに加えて「トイレ」

トイレの場所がわかんないと大変なコトになります!なので「トイレの場所を尋ねるフレーズ」は真っ先に覚えてください!

…で、ここまでできるようになったら、あとは現地で「必要なフレーズ」とか「足りない単語」ってのが会話してる内にわかるので、その都度覚えていくんです。何回も出てくるので必ずわかります!

もし、ここでわかんないフレーズを覚えられないようであれば、そこで終わりです。残念ながら外国語習得に向いてないし、生きていけないと思った方がいいです(どうしても海外で暮らす必要があるなら、通訳でも雇ってください)

結局、人間を支えてるのって「向上心」なんですよ。これ、別に外国でなくてもどこでも同じなんだけど。

たとえば、新しい職場で働き始めたとするでしょ?その時に重要なのは「最初に持ってる能力」じゃないんです。もちろん、あらかじめ能力を持ってれば有利ですよ。でも、最も重要なのは「その場に適した能力を獲得できるかどうか?」なんです。「適応力」なんですよ!

「環境に応じてよりベターな姿に変っていく!ベターマンみたいに!」

これが重要!

で、この物語の主人公である青年は、環境に適応するのが超得意だったんです。なにしろ、とんでもなく影響を受けやすい性格だったので。

だから、ハンバーガ屋さんだろうが、ボランティアだろうが、劇団だろうが、ニューヨークだろうが、瞬く間に能力を習得して生きていけたんです。

「マスター・オブ・ザ・ゲーム」の能力って、究極の環境適応能力でもあったんです!

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。