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「スペース☆ダンディ」(おすすめアニメ)

はい!1週間ぶりのオススメアニメの紹介です。

今回紹介するのは、この作品!「スペース☆ダンディ」


前回の「Sonny Boy(サニーボーイ)」とは監督つながり。

なんですけど。ヘイヨーさんも、見終わるまで同じ監督さんだと知りませんでしたw

「スペース☆ダンディ」というと、渡辺信一郎さんの印象が強かったので。こちらは、総監督でしたね。
ちなみに、渡辺信一郎さんは「カウボーイビバップ」の監督でもあります(この作品も名作!それも、アニメ史に残るほどの!いずれ、ビバップも紹介します)


で、ダンディなんですけど…
どういうアニメか説明するのが難しいのですが。一言で言えば「なんでもあり!」です。
もう次元を超えて(文字通り)なんでもあり!ほんとに次元を超えます!

ただし、序盤でそれがよくわかんないんですよね。ヘイヨーさんも、1話目のAパートで「なに、このつまんないアニメ。50年前の特撮か何か?ちょっとベタ過ぎじゃない?」って、危うく視聴をやめるとこでした。
絶対に第1話のAパートで切ってはなりません!まだ、何も始まってません!!

それが、第1話の後半を見て、さらに予告を見て「アレ?これ、ちょっと思ってたのと違うかも?」となってきます。

1話目は、ベタな宇宙人ハンターの話なんですけど、いきなり2話目が「ラーメン屋の話」なんです。何を言ってるかわからないかもしれませんが、ほんとにラーメン屋の話!

その後、「ゾンビ回」とか「ロードムービー」みたいな話もあるし、「宇宙レース」に参加したりもするんですよ。この辺で段々気づいてきます。「あ!なんでもありなんだ!」って。

基本的に宇宙を舞台にした1話完結モノの作品なので、別に全話見なくても問題ありません。
ただ、以前に登場したキャラクターが再登場することもあるので、全話見てると「あ!ここで、そういう展開に持ってくるんだ!」って驚きがあります。なので、続けて見る方が望ましいです。

で、全体的にゆる~い雰囲気が漂ってるんですけど。その実、かなりハードなSFをやってます!

ヘイヨーさんも、そこそこ海外SF小説なんかを読んでますけど、それでも「え?この発想をやってくるの?凄い!」って思うようなストーリーや設定が混ぜ込んであります!

突然、何の脈絡もなく「ギャラガ」とか登場するんですよwガチでギャラガとコラボして、スマホゲームとかリリースしてるんです!(ギャラガっていうのは、ファミコン世代なら誰でも知っている超有名なシューティングゲーム)


あと、毎回「脚本家」「演出」「キャラクターデザイン」「世界観のデザイン」をやってるスタッフが替わるんですね。中にはとんでもなく有名な人とかもいます!で、壮大な実験をやるわけです。1話1話が全部実験!作品全編を通しても大実験作!

「人間って、ここまで想像力を広げることができるんだ!?」っていう驚きに満ち満ちています。

たとえば、円城塔さんっていう人がいるんですけど。芥川賞も獲ってる作家さんです。この人、結構難しい小説を書く人なんですけど。それがアニメになると、映像が加わるのでマイルドになるわけです。
円城塔さんの書く難しい脚本と、ダンディの愉快なキャラクター、映像の凄さが渾然一体となって、結構わかりやすくなってるんですよ。ほんとに、わかりやすいおもしろさ!(それでいて深い!)

なので、いろんな作家やアーティストの力が組み合わさって、予想外の化学反応を起こした作品になっています。

「もう、散々おもしろいアニメ見つくしたよ…」っていう人にもオススメできます!(むしろ、そういう人の方が楽しめるかも?)

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