ヤマンバとの別れ(進化の歴史~第49話~)
カエデ「では、行きます」
ヤマンバ「ほんとに行ってしまうのかえ?」
カエデ「ええ…」
ヤマンバ「寂しくなるのう…」
カエデ「これまで育ててもらったご恩は一生忘れません!」と、カエデは後ろを振り返ることなく答えます。
ヤマンバ「お前がいなくなってしもうたら、ワシはまた人を喰らうかもしれんぞ…」
「大丈夫!おばあさんは強くなりました。あたしがそうであるように。もう人を喰らわずとも生きていけるでしょう」
そう言うと、カエデはそのまま峠の茶屋をあとにしました。
「カエデ。おお~、カエデよぉ…ワシのカエデ…」
ヤマンバは、その後ろ姿をいつまでも眺めながら、「困った時にはいつでも戻ってくるんじゃぞ」と願うだけ。
あとには、ただ寂しげに風が吹き抜けるばかりでした…
さて、長い旅の果て、カエデはついに江戸へと到着します。
その日は、ちょうど満月の夜でした。
…と、カエデの目の前を突然、忍者が駆け抜けます。
選択肢
→ 忍者を追いかける
無視して街を歩き回る。
どちらかを選んでください。
※この物語は、読者の反応によって展開が変わっていきます(コメント欄の反応を見て、次の展開を決めます)
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。