サンジゲンは変わろうとしてる!

今回は、ヘイヨーさんが大好きなアニメ制作会社のサンジゲンについてたっぷりと語りたいと思います。


「ブブキ・ブランキ」の頃からだから、もう4年くらいですよ。

最初は作ってるアニメに興味があったのだけど…

段々とアニメ本編よりも背後にあるモノの方がおもしろくなってきちゃって。

背後にあるモノっていうのは、たとえば「アニメの作り方」「会社の経営の仕方」そして「会社が変化していく過程」ですよ。


サンジゲンは、この4年間の間に大きく変わった!

特にこの1年は激変ですよ。

もちろん、人が増えたとか作ってるアニメの本数が増えたというのもあるのだけど。それ以上に、スタジオを移転したり、仕事のやり方が変わっていったり。外から見てても、それがよくわかる!


こういう会社は生き残る。

時代や環境に応じて自分を変えていける会社は間違いなく生き残ります!

一番マズいのは「欠点があるのに変わろうとしない会社」

欠点なんてどの会社にもあるわけで。「最初から理想の企業」なんてありはしません。ただ、長所を伸ばし、欠点を改善することで理想に近づくことはできます。


サンジゲンの長所としては「クオリティの高い映像を作ることができる」だったんだけど。

その代償として「スタッフの負担が大きい」という欠点を抱えることになってしまいました。

この部分は創業以来ずっと抱えている問題点で。おそらく、この問題はいまだに残っていて。以前よりマシになっている部分はあるだろうけど、逆に負担が増した部分もあって。

この辺りが、今後の課題といえます。


経営者の松浦さんが書いた「アニメを3D(サンジゲン)に!」っていう本があるんだけど…

「CGでのアニメの作り方」「松浦さんの生き方や考え方」「サンジゲンの歴史」なんかが書かれていて、非常にためになる本ですよ。共感できる部分も多い!

ただ、この本で唯一、ヘイヨーさんが賛同できない部分があって。

それは、本の最後の方に書いてある「個人の幸せを追い求めるなんてナンセンス」って部分。

言いたいコトはわかるんだけど、やっぱり賛同できない。

「会社のために身を粉にして働いてれば、会社の業績も伸びて、自然と個人の待遇も上がっていく」ということが言いたいと思うのだけど…

結果的に、この方針に従って会社を運営してたら、スタッフの疲労度が半端なく増してしまって、辞めていく人が何人も出てしまったという歴史があるので。やっぱりこの方針自体が違ってたんじゃないかな~?と。


おそらくその辺は松浦さんも考え方が変わってきていて、次に本を書けばもっと別のコトを書くんじゃないかと思うんだけど…

時代は変わりましたよ。

「クオリティの高い作品を作り、お客さんに楽しんでもらう。納期も守って、クライアントさんにも喜んでもらう」

これが通用したのは過去の時代です。

今の時代は、それプラス「スタッフを大切にする」ですよ。

時間にゆとりを持って作業させてあげて、残業もなるべくなしにしてあげて。

どうしても忙しい時期は仕方がないので「残業お願い!」とか「休日出てきてくれる?」と頼むこともあるでしょう。でも、1年中は駄目ですよ。

これからの時代は、仕事だけじゃなくて、趣味の時間も必要!家族サービスも必要!

そうしないと、会社だけじゃなくて業界自体に人が入って来てくれなくなるので。


最高なのはお金よりも時間ですよ!時間!

スタッフ全員にたっぷりと時間を与えてあげること。

それができるようになったら、サンジゲンはもう1つ高い次元へと進めると思います。



noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。