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「スプライス」(おすすめ映画?)

今回のは、おすすめ映画っていうか…
「世の中には、こんな奇妙な映画もあるんですよ」っていう作品。


まず、アマゾンのレビューのところを見てもらいたいんですけど…
物の見事に、星1つ~5つまでが均等に割れてるんですね。
それくらい評価がわかれる作品なんです。

で、なんで、低い評価をつけたくなるかというと…
「見てて気持ち悪い映画」なんですね。
のっけから「巨大なイモムシ(…っていうかチ○コ)」的な生物が出てきて、2匹の生物が愛情表現をし合うわけです。

ところが、このシーンが超重要な伏線になってるんです!だから、見ないわけにいかないんです。


で、あらすじを簡単に説明すると…

研究者たちが遺伝子を操作して、新生物を産みだして、この生物がいろいろと問題を起こす。

みたいなお話なんです。


ここまでだったら、昔からたま~にあるタイプの映画なんですよ。たとえば、代表的なのは「ドクター・モローの島」とか。いわば、マッドサイエンティストが危険な生物を生み出しちゃうお話。

ところが、「スプライス」っていう映画は、ここで終わらないんです。
まず、特殊な設定の1つが「新生物は、性別が変化する」
つまり、オスがメスに変わったり、メスがオスに変わったりする(これが、また重要な伏線になっています)


さらに、チ○コ的な生物に、自分の遺伝子を組み込むとかいう、スーパーマッドサイエンティストな女性博士が現れるわけです。

すると、新生物が進化して、人間的な生き物になります。さらに、羽根が生えたり、毒針尻尾が生えたりして、どんどん究極生物に近づいていっちゃうんですね。

で、ここからさらに恐ろしいコトに、メインキャストの男の人が、この新生物と交尾しちゃうんですw(なんか、特殊なフェロモンが放出されて、魅力にあらがえないみたいな設定なのかな?)
とにかく、「異種生物間交尾」の話なんですよ、この映画!


結局、いろいろあって、男の人も新生物も死んじゃうんですけど…

最後に衝撃のラストシーンが待ってるっていう!


「こりゃ、なんとも評価しがたいな…」って感想しか出てきません。

ちなみに、ヘイヨーさんとしては「星5つはないとしても、4つくらいはあるんじゃないか?」っていう、かなり高評価の映画です。

それくらい貴重な作品なんですね。
「え?こんなの見たことないわ!」っていう。それだけで、価値が高い。

その上、映像や行為は気持ち悪いとはいえ、ちゃんと愛を感じるんです。「恋人としての愛」だったり「家族の愛」だったり。人間じゃない異質な生物に対してですよ。
なので、「ヒューマンドラマとしても、なかなかよくできてるな~」と思うしだいであります。

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