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煩悩の数(108)を目指して!

「進化の歴史」という絵本を作り始めた時、最終的に何話にするのかは決めていませんでした。

ただ、当初はそんなに長くやるつもりはなかったんです。

「最低でも10話。できれば20~30話は続けよう!」という思いだけは持っていました。

そうやって、短い絵本を何作も完成させて、画力を上げるつもりだったんです。


ところが、カバラニアが登場した辺りで、既に20話に達してしまったんです。

そこで、「あ!これ、もう長くなるな!」と覚悟を決めました。

「このまま『生命の誕生から文明の崩壊まで』を描いたら、100話くらいかかってしまう」と、直感が働きました。

この時、「ついでなので煩悩の数(108)にしよう!」と決めました(結果的にこの決断で苦しくなって、ヒイコラ言いながら作業を続けていくコトになりますw)


ラストシーンも、この時期に決めました。

頭の中にフッと映像が浮かんで、「あ!もう、この終わり方しかないな!」と確定していました。


第1部の「原始時代編」をやってる時、実は凄くいいペースで進んでたんです。

けど、このままのペースで進行すると、最後まで描くのに3年くらいかかるコトがわかりました。

前回の小説(「ヘイヨーさんの人生」)でりていたので、そこまで長くやるつもりはありませんでした。あの時は、10ヶ月連載を続けて、多くの読者を飽きさせてしまったのでw

そこで、隕石を落として1度世界をリセットするコトにします(このアイデア自体は、第1部のラストシーンとしてあらかじめ想定していたものです)


このあと「第2部」「第3部」…とラストが唐突に終わるのは、この時の影響があります。

ただ、結果的に、この手法は功を奏します。「読者の想像力を
喚起させるように物語に余白を残すコト」
に成功したからです。

今回の作品で描かれなかった部分を、読者が勝手に想像して楽しんでいいんです。それで、自分でマンガなり小説なり作って発表しても構いません。

ライセンスとか、そういう細かいコトは言わないのでw

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。