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#未来世界編
科学の時代(進化の歴史~第97話~)
ワクチンのおかげで、事実上、ゾンビウイルスは脅威ではなくなってしまいました。
「ワクチン、すげえ!」と感動したカエデは、科学者を目指すことにします。
ワクチンはゾンビになってしまった人も治癒しましたが、姿まで元に戻ることはなく、仕方なく見た目はゾンビのまま人々と共存していくことになります。
そんな社会で、ゾンビ差別が起きたりもしますが…
それはまた別のお話。
今回は、メインのストーリーを
100年後の世界(進化の歴史~第98話~)
それから、100年の時が経過しました。
世界はどんどん効率化し、機械化されていきます。
便利な道具はたくさん生まれましたが、相変わらず人々は同じような問題に悩み続けていました。
「貧困」「格差」「差別」「戦争」といった…
その一方で、太陽光発電は急激に進み…
電気は使い放題の時代。100年前とは比べものにならないほど、潤沢に電力の供給が行われています。
自然の素材は高級食材となり…
ゾンビと疑似肉バーガー(進化の歴史~第99話~)
カエデはヤマンバを連れて、ハンバーガー屋さんへと向かいました。
カエデ「素材は変わっても、慣れちゃえば味はそんなに違いを感じないわね。相変わらずセットはポテトとコーラだし。こういうとこは100年前とあんまり変わんないのよね…」
ヤマンバ「昔は、人の肉を喰らっとった時代もあったもんじゃが。おっと…」
隣の席では、ゾンビが食事をしています。
この時代においても、かろうじてゾンビウイルスは生き残
貴重な自然食品(進化の歴史~第100話~)
隣のワガママな客に、カエデは何か一言言ってやりたくなりました。
カエデ「あんたね!この時代でなんて贅沢なコト言ってるのよ!自然の食材なんて、今や高級品なの!おかげで安く食べれるんだから、文句言わずに食いなさいよ!」
マエソンゾンビ「そ、そんなコト言われても、わしゃ、パリパリシャキシャキのレタスや、甘みたっぷりのジューシーなトマトが食いたいんじゃ~い」
カエデ「レタスなら、ここに1枚入ってるで
理想の野菜作り(進化の歴史~第101話~)
店を飛び出した男は、そのまま田舎の農場へと走って行き、農家のオヤジさんに弟子入りしました。
マエソンゾンビ「やったるで~!」
そうして、一生懸命に働き…
たくさんの農作物を収穫し…
理想の野菜を作り上げることにも成功しました!
マエソンゾンビ「どうだ!やったったで~!見とるか、天国の母ちゃん!わしゃ、ついに夢の野菜を生み出したんじゃ~!」
選択肢
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3つの驚異(進化の歴史~第102話~)
この時代、人々は物質的な欲望から解放されつつあり、精神世界にハマる人たちが続出していました。
有象無象の組織が生まれ、宗教やスピリチュアル、自己啓発活動などに没頭する人たちが大勢存在しています。
その中でも特に大きな力を持っていた3つの組織。それが『大モモ教』『カボチャ教団』『スイカ学会』です。
大モモ教は「人が持っている自然の力」こそ至高と信じ、自らの肉体を鍛えることに専念します。ついには
世界戦への突入(進化の歴史~第103話~)
この混沌とした世の中で、カエデは思いました。
「どこかの組織に所属する気はないわ。何にも頼らず、己のみを信じて生きていく!」
時を同じくして、世界は激変していきます。
人の肉体の力を信じた「大モモ教」は、理想の野菜を生産することに成功し、健康食品会社の経営者となったマエソンゾンビと手を組みます。
電脳世界の支配者となった「カボチャ教団」は、12人のラッキー・モンキー兄弟の末裔であるスーパー
帰ってきたアイツ(進化の歴史~第104話~)
この100年の間も、カエデはヤマンバと一緒に暮らし続けていました。カエデは懸命に学習を続け、今や遺伝子工学の第一人者として名を馳せています。
けれども、世間を騒がせている3つの組織は、どれも強大な力を持ち過ぎており、たった2人では到底太刀打ちはできません。
そこで仲間を探すことにしました。
捜索に四方八方手を尽くし…
やって来たのはアイツ。そう!元ヘビであった伝説の龍です!
龍「よう!ひ
遺伝子工学の力(進化の歴史~第105話~)
「大モモ教」「カボチャ教団」「スイカ学会」の3つは、どこも組織力があり特殊な能力も有しています。
「このままでは勝てないわ…」と考えたカエデは、さらなる戦力の増強をはかります。
遺伝子工学の力を使い、カバラニアの化石から…
カバラニアファミリーを復活させました。
さらには、Tレックスや…
プテラノドンといった恐竜まで、現代によみがえらせてしまったのでした。
「さあ、これで準備は整ったわ
100年ぶりに帰ってきた戦士たち(進化の歴史~第106話~)
アレは、100年前のゾンビ世界で出会ったジョニーと三郎!?
いや、なんだか以前とは違うようです。
老人ジョニー「ワシも118歳。年を取ったもんじゃて。じゃが、まだまだ現役で戦えるぞい」
サイボーグ三郎「ピ…ピピ…私ハ『サイボーグ三郎』一度は死ニカケマシタガ、機械ノ体ヲ得テ復活シマシタ」
カエデ「なんにしても、これで役者はそろったわね!いざ、出陣よ!」
全員「お~!」
選択肢
→
300年後の未来(進化の歴史~第107話~)
2120年代に起こった戦いは、熾烈を極めました。
「大モモ教」「カボチャ教団」「スイカ学会」の3つの組織を敵に回したカエデたちは、必死の抵抗を試みます。
ところが、戦闘はそこでは終わらず、どんどん泥沼化していきました。
それどころか、戦火は世界規模に拡大してしまいます。
さらに300年の時が過ぎ…
25世紀。世界は3つの勢力に分かれて戦っています。
総統ピーチの支配する鉄の国家「大モモ
1000年後の未来(進化の歴史~第108話~)
さらに1000年の時が経過しました。
人間同士の愚かな争いの結果、人類は滅亡し、地球はまともに生物の住める環境の星ではなくなってしまいました。
この星で、たったひとり生き残った最後の生物は思います。
「一体、何が悪かったのだろうか?別の選択肢を選んでいれば、別の未来もあったのだろうか?」と。
生き残った生物は、最後の力を振り絞り、研究所を訪れます。
「ここが私の死に場所ね。どんなに強い敵