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20代の働き方についての私見

アトラエ新居社長の読んで同意することが多かったのでまとめます。

一方で20代、30代というのは体力、知力、そしてプライベートの環境的にも、ビジネスパーソンとしてもっとも成長できうる期間でもある。そういうときにいかに多くの修羅場をくぐり、多くの挑戦と失敗を繰り返せるかが、40代以降のビジネスパーソンとしてのバリューに大きな影響を与える。

自分は36歳の年になるが、これは正しいなと感じることも多いし、まだまだ修羅場をくぐる経験は必要だと思っている。

だからこそ、今回スタートアップに転職し、人事ひとりぼっちで頑張ろうと決めたのもある。

若いときに鬼のように働いたことの武勇伝を語る男は好きじゃない。でも本当に仕事しかしていなかった時期があった。繁忙期は土日も説明会や合説に駆り出され、数ヶ月無休で働いていたし、何かを企画して実行するときも当日の朝方まで「できることはないか」と寝る間を惜しんで仕事してきた。一月の労働時間が人の3倍くらいだったこともあった。

時代も変わってきているし、これが全てではないとは思うが、物理的な経験値も積めたし、考えきったからこその成果を出せたと感じられたのも、今振り返ると必要な経験だったと心から思える。

5年や10年を生き延びれればいいのであればそれもいいかもしれないが、これからの人達の社会人人生は50年と言われる時代である。若い時は10年、20年というスパンでなんてものは考えられないことも重々理解した上で、短期的に売れる歌を歌おうとするアーティストではなく、自分が本当に価値があると思える歌に人生を賭け、歌い続けるアーティストを目指してもらいたい。

自分はよく高校時代の部活(硬式野球部)に例えて、採用候補者や後輩に話をしたりすることがある。部活をやっている最中は、放課後にバイトをしたり遊びにいく仲間を羨んだり、単に辛いから辞めたいと思うこともあった。ただ、今振り返ると、もっと野球がしたかったし、もっと言えばあのチームメイトと野球がしたかった。辛かった練習や監督から激詰めされたこともよかったな、と思える。メンバーと集まれば毎回同じ話をして笑っていられる。

仕事も同じ。

うまくいかないこともあるし、思い通りにいかないこともある。
でもこれが何年か後によかったなと思える。こうやって、できることって増えてくんじゃないかと。辛いことから離れて、好きなことだけやっているのは楽しいが。

その瞬間瞬間は無駄なことをしていると感じるかもしれないが、何か区切りがついたり、達成できたときに涙できるような経験を20代にできたほうが、その先でやりたいことも、語り合える仲間もついて来るんじゃないかと思う。そうやって30代も終えたい。


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