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キリストの5大スピーチとモーセ五書 旧約と新約①

シャローム!
ホーリーランドツーリストセンターの平和です!
今回は旧約と新約シリーズの第1弾です!

マタイの福音書の5つのスピーチ

マタイの福音書5章にはキリストの有名な山上の垂訓の説教がありますが、
マタイの福音書には山上の垂訓の説教を含む
キリストの5つのスピーチが記されています。

5つと神学者が主張する理由は

イエスがこれらのことばを語り終えられると、群衆はその教えに驚いた。

マタイの福音書 7章28節
聖書 新改訳2017

イエスは十二弟子に対する指示を終えると、町々で教え、宣べ伝えるために、そこを立ち去られた。

マタイの福音書 11章1節
聖書 新改訳2017

イエスはこれらのたとえを話し終えると、そこを立ち去り、

マタイの福音書 13章53節
聖書 新改訳2017

イエスはこれらの話を終えると、ガリラヤを去り、ヨルダンの川向こうを経てユダヤ地方へ入られた。

マタイの福音書 19章1節
聖書 新改訳2017

イエスはこれらのことばをすべて語り終えると、弟子たちに言われた。

マタイの福音書 26章1節
聖書 新改訳2017

イエスが〜終えると〜
という記述がマタイの福音書において
5回記されているからです。

5つのスピーチを簡潔にまとめると次のようになっています:

  1. 山上の垂訓の説教(マタイの福音書5章〜7章)

  2. 十二使徒の派遣(マタイの福音書10章)

  3. 神の御国に関するたとえ話(13章)

  4. 神の御国の価値観(18章)

  5. キリストの7つのわざわい・キリストの預言など(22章〜25章)

旧約のモーセと新約のキリストの対比

イエスが〜終えると〜
という記述はとても重要な意味を持ちます。

それはなぜなら、
律法を表すモーセの最期のスピーチにもこの表現が使われているからです。

モーセはイスラエル全体にこのことばをみな語り終えて
彼らに言った。「あなたがたは、私が今日あなたがたを戒める、このすべてのことばを心にとどめなさい。それをあなたがたの子どもたちに命じて、このみおしえのすべてのことばを守り行わせなさい。"

申命記 32章45~46節
聖書 新改訳2017

神学者のBenjamin Wisner Bacon教授は

  • モーセ五書

  • マタイの福音書の5つのスピーチ

旧約を表すモーセと新約を表すキリストが対比されていると主張しました。

律法・預言を成就するために来たキリスト

キリスト自身も山上の垂訓の説教の中で次のように述べています。

わたしが律法預言者を廃棄するために来た、と思ってはなりません。廃棄するためではなく成就するために来たのです

マタイの福音書 5章17節
聖書 新改訳2017

Bacon教授の主張にもあるように
キリストは上記にあるように律法を成就する者として表されています。

さらに、マタイの福音書においてキリストは預言の成就としても表されています。キリストの5つのスピーチが始まる5章の前の1章〜4章に注目します。

このすべての出来事は、主が預言者を通して語られたことが成就するためであった。
「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。

マタイの福音書 1章22~23節
聖書 新改訳2017

彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれています。
『ユダの地、ベツレヘムよ、あなたはユダを治める者たちの中で決して一番小さくはない。あなたから治める者が出て、わたしの民イスラエルを牧するからである。』

マタイの福音書 2章5~6節
聖書 新改訳2017

ヘロデが死ぬまでそこにいた。これは、主が預言者を通して、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と語られたことが成就するためであった。

マタイの福音書 2章15節
聖書 新改訳2017

そのとき、預言者エレミヤを通して語られたことが成就した。
「ラマで声が聞こえる。むせび泣きと嘆きが。ラケルが泣いている。その子らのゆえに。慰めを拒んでいる。子らがもういないからだ。」

マタイの福音書 2章17~18節
聖書 新改訳2017

そして、ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちを通して「彼はナザレ人と呼ばれる」と語られたことが成就するためであった。

マタイの福音書 2章23節
聖書 新改訳2017

この人は、預言者イザヤによって「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意せよ。主の通られる道をまっすぐにせよ』」と言われた人である。

マタイの福音書 3章3節
聖書 新改訳2017

これは、預言者イザヤを通して語られたことが成就するためであった。
「ゼブルンの地とナフタリの地、海沿いの道、ヨルダンの川向こう、異邦人のガリラヤ。
闇の中に住んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が昇る。」

マタイの福音書 4章14~16節
聖書 新改訳2017

マタイの福音書の1章-4章の間に7つの預言の成就が記されています。
聖書の「7」 聖書のことば遊び③において触れましたが、
聖書において「7」は完全な状態を表す数字としての意味があります。

最後に

読めば読むほど面白くなる聖書、本当に素晴らしいですね!
旧約と新約シリーズまだまだ続きます!

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参照

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