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最高にタブーな映画 ザ・ハント

豚のポスターの印象が強い、この作品は、主にホラー映画を手掛けているBlumHouse(ブラム・ハウス)社が制作している。

Blum House の主な作品
最近、公開されたばかりの「透明人間」や黒人が主役の「us」、「ゲットアウト」など、低予算かつ話題を呼ぶホラージャンル以外にも、「セッション」など一般向けのヒットした作品も多数あり、新進気鋭の制作会社である。

今回は、いまのアメリカを的確に風刺している。エリート対貧困の戦いを、ユーモアに溢れた切り口で表している。
見方によっては、社会の分断、対立を煽っているようにも感じる。けれど、最後のシーンを見れば、作品の趣旨は違ったものに考えられるだろう。
エリートでも、貧乏でもない。普通。
グロいシーンも多々あるため、観る人を選ぶ中身ではあるものの、一見の価値はある。

ユーモアがユーモアでなくなる世の中へ、唾棄するような、強烈な作品だ。

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