何回読んでも名著「金持ち父さん貧乏父さん」お金と人生について一度は読んでおきたい本
お疲れ様です。平成の残滓です。ますます日陰が恋しくなる今日このごろ、予報では今年の夏は長く厳しいものになるとのこと。マスクを外して出歩ける日は、いつ来るのか。ワクチンの摂取がどんどん進むことを祈るばかりです。
今回も前回に引き続き、本の紹介をしたいと思います。
作者の経歴
ロバート・キヨサキ氏 起業家、教育者、投資家。社会の常識としてあった、結婚して持ち家を買い自家用車を購入して長期のローンを組む。持ち家も車も資産ではない、負債である。体系的に、そうして実例を用いわかりやすく書いたことにより世界中で読まれ続けているベストセラー作家
一分紹介
この本はあまりにも有名な本で、読んだことがなくてもどこかで聞いたことがあるかもしれない。インフルエンサーや起業家のほとんどはこの本の影響を受けたといっても過言ではない。いい大学に行き公務員や大企業に務めて年金や保証に守られた生活を勧める貧乏父さん、学歴はないけれど起業して金で金を稼ぐことを勧める金持ち父さんの考え方や思考法が対立関係になっている。社会の常識に縛られない、これからの生き方に対する指針が書かれている。
内容紹介
大切な6つの教え
1.金持ちはお金のために働かない
中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる。給料の大小ではなく、何を学べるのかを考えて働く
2.お金の流れの読み方を学ぶ
お金について知らなければ、お金は出ていくばかり。金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思いこむ。資産と負債の違いは、お金を入れてくれるかお金をとっていくものかどうか。家は車は、ローンや固定資産税など毎月お金を掠め取っていき、いざ売り払っても半額以下になってしまう。
3.自分のビジネスを持つ
本当の資産を持つ。自分がその場に居なくても収入を生み出すビジネス。株、債権、収入を生み出す不動産など。いまの仕事を続けながら、資産を蓄える。
4.会社を作って節税をする
金持ちは会社を利用して自分を守る。法律を知らないと高くつく。税金を払う前に経費を差し引く
5.金持ちはお金を作り出す
度胸が大切。お金は実際に存在しない。お互いの同意のもとに交換をしている。大切な3つの技術、ほかの人が見過ごすチャンスを見つける技術。資金をあつめる技術。頭のいい人間を集めて組織する技術。どんなことにもリスクは存在する。避けるよりも上手く乗り越える技術が肝要
6.お金のためではなく、学ぶために働く
才能だけでは成功しない。広く浅く学ぶ。本をベストセラーにしたければ、文章力はもちろんのこと、営業やマーケティングについて学ばなければならない。
五つの障害
1.恐怖心
失敗するなら若いうちに。失敗は敗者を勝者に変える。
2.臆病風
騒音に耳を傾けない。いやだという気持ちに惑わされない
3.怠け心
忙しい人が一番の怠け者、忙しいことを理由に動かないから
4.悪い習慣
人の行動は習慣によってコントロールされている。自分に対する支払いを先に済ませることでプレッシャーを与える
5.傲慢さ
無知を隠すために傲慢さを利用しない
具体的な行動を始めるためのヒント
・いまやっていることをやめる
・新しいアイデアを探す
・自分がやりたいと思っていることをすでにやりとげた人を見つける
・講座を取る、読む、セミナーに参加する
・株や不動産を「バーゲン」で買う
・適切な場所で探す
・買い手を見つけてから売り手を探す
・大きく考える
個人的に参考になったフレーズ(3選)
1.「それを買うお金はない」ではなく、どうすればそれを買うためのお金を作り出せるのか。世界で最も優秀なコンピューター、つまり自分の頭を使うこと
2.人間は誰だって人生に突き回されている。なかには諦めてしまう人もいるし、戦う人もいる。人生から教訓を学んで先に進んでいく人はとても少ないんだ。
3.金持ちがお金を持っているのは欲望ではなく恐怖のためわ
3+1.「自分に見えていないことが何かあるんじゃないか」感情的な思考を断ち切ってはっきりとした頭で物事を考える時間が必要
最後に
この本に出会っていなければ、お金のことを考えることなく、衝動のまま、欲望のままに浪費をしていたのかもしれない。給料が上がれば、その分支出も増え、手元に何も残らない生活を何十年先も続けていただろう。
けれど、私は知っている。車は資産ではない、持ち家も資産ではない。お金を生み出さないものはすべて負債であると。
私は証券口座を開設して、政府から貰った特別給付金を全額そのまま投資した。10万円が15万円ほどに変わったあと、インデックス投資に切り替え積み立て投資をしている。「最初に自分への支払いを済ませること」本書のなかで一番響いた言葉かもしれない。
最後のページには、こう書いてある。「いますぐ行動しよう!」これに勝る言葉はない。著者から読者へ送られた最大のエールとして、残しておきたい
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